プラチナ市況=プラチナは反発、リスク回避が一服

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,846    +49    13,960   +55  : 2,863.06    -1.30
銀          150.0    0.0     152.0   0.0  : 3,122.00    +1.00
プラチナ     4,581    +53     4,498   +15  :   948.09    -2.70
パラジウム   4,600      0     4,600     0  :   928.61    +9.54
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.42   +0.43  ユーロ・ドル相場   1.0408  +0.0022
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ドル建て現物相場の上昇と円安を
受けて買い優勢で始まったのち、円安一服に上値を抑えられた。午後に入ると、ドル建
て現物相場の押し目を買われたことが下支えになった。パラジウムの商いは成立しなか
った。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが15〜56円高、プラチナスポットが75
円高、パラジウムが全限月が変わらず。
 推定出来高は、プラチナが7161枚、プラチナミニが637枚、プラチナスポット
が2544枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはリスク回避一服で買い戻される】
 プラチナ先限は4551円まで上昇した。ドル建て現物相場の上昇と円安が支援要因
になった。円相場は1ドル=150円台後半で円安が一服した。
 欧州のウクライナ支援表明でリスク回避の動きが一服した。ただ米大統領に近い共和
党有力者らは、ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアとの戦争を巡り態度を改める
か、さもなければ辞任する必要があるとの見方を示した。ゼレンスキー大統領は、トラ
ンプ米大統領との関係修復は可能と信じているが、会談は非公開の形で継続する必要が
あると述べた。
 トランプ大統領は、米国が輸入する自動車に対して早ければ4月2日にも関税を課す
方針を打ち出した。これにより米国への輸入車が割高になり、自動車需要が落ち込む可
能性がある。影響はガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド車の排気システムに使用
されるプラチナ系貴金属(PGM)に及ぶと予想されている。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。欧州のウクライナ支援表明を受けて953ド
ル台まで上昇したのち、上げ一服となったが、押し目は買われた。午後に入ると、金の
上げ一服につれ安となったが、945ドル台で押し目を買われた。
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