LME市況=反発、欧州のウクライナ支持やドル安・金の堅調で買い優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物            3カ月物
    アルミ        2,622.58  +     1.52     2,611.00  +     5.50
    アルミ合金      2,350.50  -     1.75     2,295.00        0.00
     銅         9,394.28  +    56.22     9,419.00  +    61.00
    ニッケル      15,720.33  +   453.48    15,893.00  +   460.00
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 アルミ3カ月物は小幅反発。前週末の終値と同値の2605.50ドルで取引を開
始。アジアの時間帯序盤に2629ドルまで値を伸ばしたものの、上海株安を受けて頭
押され、一時は2602.50ドルの安値を付けた。ただ、その後は欧州株高や欧州の
ウクライナ支持やドル安を受けた金の堅調な足取り、銅の上伸に追随高となり2630
ドルの高値を付けた。高値に達した後は転売に値を落としプラスサイドを維持したもの
の、わずかな上げ幅を記録するにとどまり頭の重さが窺われる足取りとなった。
 銅3カ月物は反発。9379ドルで堅調で取引を開始。その直後に9425ドルまで
値を切り上げた後は上海株の頭重い足取りを受けて軟化に転じ前週末の安値に迫る
9327ドルまで値を落としたところで買い戻され、その後も欧州株高や欧州のウクラ
イナ支援表明やドル安を受けてNY金が堅調となったことに追随する買いが見られて浮
上。9429ドルの高値を付けたところで転売に値を押されたが終盤に買い戻され、こ
の日の高値に近い水準で終えた。
 ニッケル3カ月物は大幅反発。1万5545ドルで堅調で取引を開始。前週末に
400ドルに迫る大幅下落となった後で買い戻す動きが広がり浮上。1万5700ドル
を上値抵抗線として意識する足取りがしばらく続いたが、これを上抜いたことで買い戻
す動きが活発化し、さらに上を探る足取りを展開。一時は1月22日以来の水準まで値
を伸ばし、400ドルを超える上げ幅を記録して終えた。
・3日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は小幅続落、3.97ポイント安の3316.93ポイント。
・欧州株は上昇。防衛関連株が買われた。
・2月のISM製造業景気指数 結果 50.3 予想 50.7 前回 50.9
・ドルは下落。ドル円は1ドル=150円台前半まで上昇後、下落に転換。ニューヨー
 ク市場の149円近くまで下落。149円台半ばでニューヨーク時間の大方の取引を終
 えた。ユーロドルは2月26日以来の高値となる1ユーロ=1.0504ドルまで上昇。高
 値を離れたが堅調。
・米国株は大幅反落。ニューヨークダウは649.67ドル安、ナスダック指数は563.85
 ポイント安(2.99%低下)日本時間の午前6時5分時点での暫定値。
・ニューヨーク貴金属は金、銀主導で大幅反発。ニューヨーク原油は反落。
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