−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 4 2,901.1 +52.6 シカゴ大豆 2025/ 5 1,011.50 -14.25 NY銀 2025/ 5 3,231.0 +81.4 シカゴコーン 2025/ 5 456.25 -13.25 NYプラ 2025/ 4 971.9 +34.0 NY原油 2025/ 4 68.37 -1.39 NYパラ 2025/ 6 961.10 +49.20 ドル・円 149.57 -1.06 *ドル・円は日本時間の午前6時20分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は149円台半ばに下落 ドル円は買い戻しが見られた。ロンドン時間に一時150円を割り込む場面も見られ た。NY時間にかけて急速に買い戻しが膨らんだが戻り売りに押され、149円台半ば で大方の取引を終えた。 先週の金曜日に米商品先物協会(CFTC)が発表したIMM投機筋の建玉報告によ ると、円の買い越しが約9万6000枚と歴史的な水準まで積み上がっていた。日本の 年度末が接近する中、きっかけ次第ではポジションの巻き戻しがいつ強まってもおかく はないとの指摘も出ている。 ◎NY貴金属=急反発、リスク回避一服やドル安で ニューヨーク金、銀は急反発。 金4月限は急反発。時間外取引では、欧州のウクライナ支援表明を受けてリスク回避 の動きが一服し、急伸した。買い一巡後はウクライナの協議待ちで上げ一服となった。 欧州時間に入ると、ドル安を受けて地合いを引き締めた。日中取引では、米ISM製造 業景況指数の低下を受けて買い優勢となった。 銀5月限はドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は急反発。 プラチナ4月限は急反発。時間外取引では、リスク回避の動きが一服したことや金堅 調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、ドル安を受けて買い戻し主導で上昇 した。日中取引では、米ISM製造業景況指数の低下やドル安を受けて買い優勢となっ た。 パラジウム5月限はドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。 ◎LME=反発、欧州のウクライナ支持やドル安・金の堅調で買い優勢 アルミ3カ月物は小幅反発。前週末の終値と同値の2605.50ドルで取引を開 始。アジアの時間帯序盤に2629ドルまで値を伸ばしたものの、上海株安を受けて頭 押され、一時は2602.50ドルの安値を付けた。ただ、その後は欧州株高や欧州の ウクライナ支持やドル安を受けた金の堅調な足取り、銅の上伸に追随高となり2630 ドルの高値を付けた。高値に達した後は転売に値を落としプラスサイドを維持したもの の、わずかな上げ幅を記録するにとどまり頭の重さが窺われる足取りとなった。 銅3カ月物は反発。9379ドルで堅調で取引を開始。その直後に9425ドルまで 値を切り上げた後は上海株の頭重い足取りを受けて軟化に転じ前週末の安値に迫る 9327ドルまで値を落としたところで買い戻され、その後も欧州株高や欧州のウクラ イナ支援表明やドル安を受けてNY金が堅調となったことに追随する買いが見られて浮 上。9429ドルの高値を付けたところで転売に値を押されたが終盤に買い戻され、こ の日の高値に近い水準で終えた。 ◎NY原油=続落、OPECが4月からの自主減産縮小を発表 ニューヨーク原油の2025年4月限は続落。 石油輸出国機構(OPEC)プラスの自主減産を実施している8カ国がオンライン会 合を開催し、4月から自主減産の縮小計画を前進させることで合意した。OPECが声 明を発表している。日量220万バレル規模の自主減産のうち、4月は日量13万 8000バレルが巻き戻される。ただ、この段階的な増産は、市場の状況に応じて一時 停止または撤回できるという。 ◎シカゴ大豆・コーン=共に続落、米関税政策への懸念や南米の天候などで 大豆は続落。南米で引き続き生育に適した天候が広がっていることに加え、米トラン プ政権による3月4日からのカナダ・メキシコに対する輸入関税発動懸念、米農務省 (USDA)発表の週間輸出検証高の弱気な内容が重石となった。期近の5月限はこの 日の下落で今年1月10日以来の水準まで下落。 コーンも続落。トランプ政権によるカナダおよびメキシコからの輸入関税の発動が 3月4日とされていることで貿易戦争激化に対する警戒感が強まったうえ、南米産地で 生育に適した天候が広がっていること、米国の今春の作付拡大見通しが重石となった。 米農務省(USDA)発表の週間輸出検証高は前週を上回る強気な内容だったが、市場 の反応は薄く、5月限は昨年12月24日以来の水準まで値を沈めた。 MINKABU PRESS
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