NY金・銀市況=続伸、ドル安・地政学リスクから買い先行

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 4)  2904.2     2939.8      2892.5      2920.6     + 19.5
          (25/ 6)  2931.4     2967.7      2921.3      2948.8     + 19.6
   銀     (25/ 5)  3226.5     3266.0      3203.0      3238.1     +  7.1
         (25/ 7)  3255.0     3293.0      3234.5      3267.5     +  6.9
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           191,377       193,223       488,842        (-    787)
  銀           46,689        67,734       145,957        (-    342)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,520.99  - 670.25
     前日  149.39/41   1.0481/83   ・ナスダック         18,285.16  -  65.03
     本日  149.69/71   1.0621/23   ・10年米国債利回り      4.24  +   0.07
・NY原油  (25/ 4)   68.26 - 1.11  ・SPDR保有金残高    900.93  -   3.45
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は続伸。前日比は金が19.0〜19.6ドル高。銀が4.0〜
7.6セント高。
 金4月限は続伸。時間外取引では、アジア時間は小幅続伸で推移。欧州時間の取引開
始後にドル安から大幅高となり、30ドルを超える上昇となった。米トランプ政権がウ
クライナへの軍事支援を停止したことで地政学リスクの高まりも金買いにつながった。
日中取引では米国株がトランプ関税を嫌気し、大幅続落となっことでリスク回避の動き
から上げ幅を縮小。中盤にドル建て現物相場が2900ドル接近で買いが喚起されたこ
とでジリ高となり、20ドル近い上げ幅を維持して引けた。
 銀5月限は続伸。時間外取引はドル安・金高につれ高となり、25セント超の上げ幅
を維持。日中取引は米国株の下落が警戒され、手じまい売りで上げ幅を縮小したが、小
高く引けた。

今日の材料
・4日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・中国上海総合指数は小反発、7.29ポイント高の3324.21ポイント。
・欧州株は下落。トランプ政権がカナダとメキシコへの関税を発動し、中国に対して
 追加関税を上乗せしたことから貿易摩擦の激化による世界経済の減速懸念が広が
 り、売り注文が膨らんだ。独DAX指数が3.54%の下落となり、下げが目立った。
・ドルは下落。ドル円は一時、1ドル=148円に接近するまで下落。ニューヨーク時
 間の午後から戻り歩調となり、149円水準でニューヨーク時間の大方の取引を終
 えた。ユーロドルは1ユーロ=1.0624ドルまで上昇し、昨年12月6日以来、約3カ月
 ぶりの高値をつけた。
・ウィリアムズNY連銀総裁
 市場は関税が物価に及ぼす影響を織り込み始めている。物価の見通しはいくらか高
 くなった。現時点で政策を変更する必要性はない。インフレはいずれ2%に落ち
 着く。
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