プラチナ市況=プラチナは続伸、現物相場が堅調で上げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         14,038   +177    14,149  +183  : 2,917.78    +32.04
銀          150.0    0.0     152.0   0.0  : 3,212.00    +48.00
プラチナ     4,599    +11     4,548   +32  :   965.56    +10.65
パラジウム   4,500      0     4,500     0  :   954.78    +23.35
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    149.69   +0.30  ユーロ・ドル相場   1.0629  +0.0145
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが軒並み続伸。ニューヨークプラチナは上
値の重い展開であったが、ドル建て現物相場は960ドル台に上昇、円小幅安を受けて
序盤から買い優勢。買い一巡後は伸び悩んでいるが、金が3ケタ高で推移も追い風とな
り、先限は正午過ぎに17円高で推移。午後に取引はドル建て現物相場が堅調に推移か
ら上げ幅を拡大し、30円超の上昇幅を維持して引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが11〜32円高、プラチナスポットが14
円高、パラジウムは変わらず。
 推定出来高は、プラチナが5430枚、プラチナミニが544枚、プラチナスポット
が2206枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ現物価格が200日移動平均線から上放れの兆しあり】
 プラチナ先限は買い優勢で堅調に推移。前日のレンジ内での高下ながら、日足は3日
連続の陽線引け。ただし4550〜4600円のレンジ相場から抜け出しておらず、ま
だ自律修正高の域。中国で全人代が開幕。今後の中国景気見通しに対してのニューヨー
ク・プラチナ市場でどのように受け取られるかに注目。
 ドル建て現物相場が長期波動線である200日移動平均線が通る963ドル水準で推
移し、三角ペナントを形成中。アジア時間で966ドル台に上昇し、上放れの兆しあ
り。上値圧迫要因であるトランプ関税を吸収する強材料待ち。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 ドル建て現物相場は下値堅く推移。朝方の965.02ドルから、上げ
幅を縮小。午前10時過ぎに960ドル割れ場面があったが、960ドルを回復して推
移。午後になり、金の上昇につれ高となり、午後4時過ぎに970ドル超えまで上昇。
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