修整(11日)プラチナ市況=プラチナは下落、戻り売り圧力が強く軟調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,706   -111    13,816  -107  : 2,899.56   -13.19
銀          150.0    0.0     152.0  -3.0  : 3,219.00   -25.00
プラチナ     4,502    -90     4,468   -63  :   956.96    -9.17
パラジウム   4,500      0     4,500     0  :   941.18    -8.18
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.23   -0.43  ユーロ・ドル相場   1.0866  +0.0026
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、下落。ドル建て現物相場の下落と円高を受けて売り
優勢で始まった。その後は、下げ一服となる場面も見られたが、円高やドル建て現物相
場の軟調を受けて先限は正午前に60円近い下落で推移。午後になり、わずかに下げ幅
を縮小したが軟調地合いで推移し、59円安で推移。午後は戻り売り圧力が強く、軟調
に推移し、63円安で引けた。期先2本が一代安値を更新。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが90〜63円安、プラチナスポットが76
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが6713枚、プラチナミニが782枚、プラチナスポット
が2447枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は4490円まで戻したが日足は4日連続の陰線引け】
 プラチナ先限は午前中に4451円まで下げ幅を拡大し、昨年9月24日以来の安値
をつけた。4450円の節目を試す前に下値を切り上げ、午後になり4490円まで戻
した。最近のレンジ相場の下限の4459円(3月3日の安値)を一時割り込んだ。安
値を離れたが、日足は4日連続の陰線引け。
 ドル建て現物相場が950ドル割れなく、底堅さを示した点は強気材料として評価で
きる。アジア時間のニューヨークダウ先物価格は反発で推移。自律修正高場面。明日の
夜に発表される2月の米消費者物価指数(CPI)に対する反応を見極めが必要だ。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 ドル建て現物相場は、下値堅く推移。朝方の957.06ドルから、株安を受けて
売り優勢となった。952ドル台まで軟化したが、午前11時過ぎから戻り歩調とな
り、午後になり、962ドル台まで戻した。午後2時前から再度、売り優勢も956ド
ル台で買い支えられた。
MINKABU PRESS
*第2パラグラフの1行目「上げ幅を拡大」から「下げ幅を拡大し」に修正。

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