トウモロコシは、通商リスクが上値を圧迫している。大豆と比較すると影響は限定的 だが、投機筋の買いポジションが整理されやすい。旧穀需給は引き締まっているため、 通商リスクを無視できれば500セント台回復も可能だが、トランプ政権が暴走気味の 状態にあり、米国産穀物の輸出に不透明感が高まっている。450セント水準で下げ一 服感もあるが、穀物相場だけが通商リスクを無視することは難しくなり始めている。 大豆は、米中通商問題が警戒されることが上値を圧迫する。二度にわたるトランプ政 権の関税措置に対して、中国が米国産大豆に対する10%の関税で対抗している。既に 米国産大豆輸出は低迷しているが、前回の米中貿易戦争の記憶もあり、買いは見送られ やすい。先行き不透明感が強く、1,000セント水準での下げ止まりの有無に目線が 切り下がろう。南米の天候リスク織り込みは一服している。月末に作付け意向面積の発 表を控えているが、まずは通商リスクの消化を最優先する。1000セントを割り込む と、970セント、950セントが打診される。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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