プラチナ市況=プラチナは続伸、円安や現物の押し目買いで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         14,327    +77    14,411   +43  : 2,990.72    +6.36
銀          157.0    0.0     163.3  +2.8  : 3,383.00    -8.00
プラチナ     4,714    +15     4,662   +25  :   997.30    +3.96
パラジウム   4,600      0     4,600     0  :   971.72    +3.26
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    148.87   +0.21  ユーロ・ドル相場   1.0881  +0.0040
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。ドル建て現物相場の下落を受けて
売り優勢で始まったのち、円安やドル建て現物相場の押し目を買われたことが下支えに
なった。午後に入ると、プラスサイドに転じる限月が目立った。パラジウムの商いは成
立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが8〜25円高、プラチナスポットが変わら
ず、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが5211枚、プラチナミニが581枚、プラチナスポット
が1751枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは中国の景気刺激策などが支援】
 プラチナ先限は2月25日以来の高値4662円を付けた。ニューヨーク高と円安が
支援要因になった。円相場は1ドル=149円前後まで円安に振れた。
 中国国務院は声明で、国民の所得押し上げによる消費回復に向けた措置を講じる、と
した。インフレ警戒感から上げ一服となったが、週明けの押し目は買われた。一方、ト
ランプ米大統領は、相互関税とセクター別の関税の両方を4月2日に賦課する方針を表
明した。関税発動による先行き不透明感が残ることは上値を抑える要因である。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の991.20ドルから、押し目を買わ
れた。午後に入ると、1000ドル台まで上昇した。
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