【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。ニューヨーク高と円安を受けて買 い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇と円安を受けて堅調となった。 パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが40〜59円高、プラチナミニが 29.5〜57.5円高、プラチナスポットが76円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが4603枚、プラチナミニが518枚、 プラチナスポットが743枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは中国の景気刺激策やドル安が支援】 プラチナは中国の景気刺激策に加え、ドル安や金堅調が支援要因になった。中国国務 院は声明で、国民の所得押し上げによる消費回復に向けた措置を講じる、とした。ドイ ツの財政改革パッケージに加え、米小売売上高が予想以下となり、ドル安に振れた。ト ランプ米大統領の関税政策に対する不透明感もドル安要因である。 プラチナ先限は2月19日以来の高値4717円を付けた。ニューヨーク高と円安が 支援要因になった。円相場は1ドル=149円台半ばの円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の1000.31ドルから、金堅調につ れ高となった。 午前11時現在、プラチナは1004.49ドル、パラジウムが972.39ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが997.30ドル、パラジウムが 971.72ドル。 MINKABU PRESS
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