[今夜の視点]金・銀=地政学的リスクが支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、手じまい売りが出たが、ド
ル安を受けて押し目を買われた。アジア市場では、朝方の3001.60ドルから、中
東情勢に対する懸念を受けて買い優勢となった。午後に入ると、3016ドル台まで上
昇したのち、上げ一服となった。
 トランプ米大統領は、イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるさらなる攻撃があ
ればイランの責任を問うとした。またイスラエルのガザ攻撃が続き、中東情勢に対する
懸念が支援要因になった。今夜はトランプ米大統領とロシアのプーチン大統領の電話会
談が予定されており、ウクライナの停戦協議が進むかどうかを確認したい。一方、2月
の米住宅着工・許可件数や米鉱工業生産の発表もある。
<今夜の予定>
・ユーロ圏貿易収支 2025年1月(EUROSTAT)
・独景況感指数 2025年3月(ZEW)
・米住宅着工・許可件数 2025年2月(商務省)
・米輸出入物価指数 2025年2月(労働省)
・米鉱工業生産・設備稼働率 2025年2月(FRB)
・米連邦公開市場委員会(FRB、19日まで)
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。