【場況】 金がまちまち。ニューヨーク高も円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、円小 反落が下支えになり、ドル建て現物相場の押し目買いで上昇となり、複数の限月がプラ スサイドに浮上。全面高にはなっていないが、期先2本を含む3本が小幅高。 銀は商い成立せず。 午前11時17分現在の前営業日比は、金標準が6円安〜19円高、金ミニが34. 5円安〜15.0円高、ゴールドスポットが349円高。 午前11時17分現在の出来高は、金が1万3361枚、金ミニが5306枚、ゴー ルドスポットが762枚。銀は0枚。 【先限は日中取引で1万4705円まで反転】 JPX金は序盤、円高に振れるなか売り優勢。 トランプ政権による輸入自動車への追加関税発動が4月2日と見られるながらも不透 明感が強まっているうえ、3月の米コンファレンスボード消費者信頼感指数が悪化した ことがドル売りの動きを促している。 トランプ政権は4月2日には輸入自動車への追加関税と同時に相互関税の発動を予定 していたが、相互関税については減免対応の可能性が示唆され、その調整が行われてい るため別の日程の発動の可能性も浮上している。これによりトランプ関税に対する過度 な懸念は和らいでいるが、一方では木材、半導体への輸入関税追加の可能性も浮上する など、依然として見通しには不透明感が強い。 中国とグリア米通商代表部(USTR)代表と中国側のカウンターパートとの協議の 行方が注目される。 金先限は夜間取引で1万4623円まで下落した。ニューヨーク高も円高が圧迫要因 となった。日中取引で1万4705円まで反転している。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、下値堅く推移。きのうの海外市場では、ドル安を受けて買 い優勢となった。アジア市場では、朝方の3020ドルを挟んで推移。3021ドル台 後半で上値を抑えられた後、ドルの反発から3016ドル台まで軟化。しかし押し目買 い意欲は強く、3025ドル台まで戻した。 午前11時現在、3024.96ドルで推移、銀が3025.25セント。前営業日 の大引け時点は金が3015.83ドル、銀が3313セント。 MINKABU PRESS
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