更新:海外サマリー(26日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2025/ 4 3,022.5   - 3.4  シカゴ大豆  2025/ 5 1,001.00   -0.75
NY銀     2025/ 5 3,422.2   + 3.5  シカゴコーン 2025/ 5   451.25   -6.50
NYプラ    2025/ 4   969.3   - 5.4  NY原油   2025/ 5    69.65   +0.65
NYパラ    2025/ 6  974.60  +11.90  ドル・円               150.52   +0.62
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。
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◎NY外為=ドル円は150.50円台で推移
 NY為替市場、ドル円は150円台で大きく上下動した。前日のNY時間に150円
を割り込んだものの、買い戻されている。150円割れでは押し目買い意欲も強いよう
だ。円ロングもなお、かなり積み上がっており、日本の年度末に向けてポジション調整
が活発に出るようだ。ただ、海外時間に入ると再び伸び悩む動きとなった。NY時間の
早朝には150円割れを試す動きも見られたが、維持している。
 また、本日はムサレム・セントルイス連銀総裁の講演が伝わっていたが、関税の影響
を懸念しており、二次的影響がある場合は金利をより長期に渡って据え置く可能性があ
るとの認識を示していた。また、第1四半期の成長は鈍化しているとの見方も示してい
る。FRBは辛抱強く慎重なアプローチを追求すべきとの考えも示した。
◎NY貴金属=金とプラチナが反落、ドル高が圧迫
 ニューヨーク金は反落、銀は続伸。
 金6月限は反落。時間外取引では、ドル高を受けて戻りを売られた。欧州時間に入る
と、押し目を買われた。日中取引では、米耐久財受注が予想外に増加するなか、利食い
売りなどが出て軟調となった。
 銀5月限は欧州時間に買い戻されたのち、ドル高や金軟調を受けて上げ一服となっ
た。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続伸。
 プラチナ7月限は続伸。時間外取引では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となっ
た。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。日中取引では、押し目を買われたが、ドル
高や金軟調を受けて売り優勢となった。
 パラジウム6月限は欧州時間に買い戻し主導で上昇した。
◎LME=銅は大幅反落、ストラドルに絡んだ売りと駆け込み需要後退観測
 アルミ3カ月物は小幅続落。2612ドルで小高く寄り付いた。銅が大幅安に転じた
ことで値を落として2600.50ドルの安値を記録する場面も見られたが、欧州時間
帯には持ち直した。銅の急落を織り込んだ後は2606〜2620ドルのレンジ内での
高下となったが、米株安が重石となり、小安く引けを迎えた。
 銅3カ月物は大幅反落。1万0098ドルで軟調で開始。直後に1万0164.50
ドルの高値まで浮上し、プラスに転じる場面も見られたが騰勢は続かず大幅反落に転じ
た。米国でトランプ政権による銅の追加関税が数週間以内に発動される可能性があると
米大手メディアが伝えたことを受けて、NY・COMEX銅が最高値を更新したことを
受けて、LME銅とのストラドルに絡んだ売買が見られた。加えて銅の輸入関税の発動
が予想よりも早い時期となる可能性が浮上したことで米国の駆け込み需要が減少すると
の見方が広がったことが弱材料となり、て大幅安となった。反発力は弱く、3ケタの下
げ幅を記録したうえ、1万ドルを割り込んで取引を終えた。
◎NY原油=反発、中国はベネズエラ産原油の買い付けを手控え
 ニューヨーク原油の期近は反発。
 トランプ米大統領がベネズエラ産原油を購入する国すべてに対して25%の追加関税
を課す方針を明らかにした後、中国の石油関連企業が買い付けを手控えていると伝わっ
たことが相場を押し上げている。トランプ米政権はイラン産原油の取引を巡り、中国の
独立系石油企業を初めて制裁の対象にするなど、エネルギー市場で中国への圧力を強め
ている。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油や石油製品の在庫が減
少したことも買い手がかり。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油相場に連動した。
◎シカゴ大豆・コーン=大豆は小幅まちまち、コーンは揃って続落
 大豆は小幅まちまち。
 依然としてブラジルからの供給増加や米中貿易戦争に対する警戒感が重石となった
が、一方で米農務省(USDA)が3月31日に発表する作付意向では作付面積の縮小
が見込まれていることで弱材料が相殺され小幅な高下にとどまった。

 コーンは揃って続落。
 3月31日発表の米農務省(USDA)作付意向報告での作付面積拡大観測が重石と
なり売り優勢となった。また、ブラジル産地での降雨とこれを受けたサフリーニャコー
ン生育懸念の後退や、ウクライナとロシアが黒海の航行安全確保で合意した、と伝えら
れたことで小麦が下落したことも売りを呼ぶ要因となった。
MINKABU PRESS
*LME市況を更新して掲載。

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