[本日の見通し]ゴム=やや売り優勢、トランプ関税を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 JPXゴムRSS3号は、やや売り優勢の展開に展開になりそうだ。寄り付きでは、
上海夜間安を受けて、水準を引き下げる限月が目立った。だが、売り一巡後は、下げ渋
りをみせている。

 今日のJPXゴムRSS3号は、やや売り優勢となりそうだ。活発限月の8月限は、
350〜360円前後での弱もち合いとなるとみる。現在、特に目立ったゴム独自の材
料は見当たらない。4月2日から発効されるトランプ関税を控えて、株式・商品市場
は、やや売りが優勢になりやすい。
 トランプ米大統領は26日、米国が輸入する自動車に一律25%の関税を課すと発表
した。ただ、トランプ米大統領の発言は、二転三転することが多い。このため、突っ込
んで売る動きは限られるとみる。

 なお、上海ゴムは、売り優勢となりそうだ。25日には1万7200元まで水準を引
き上げる場面があったが、同水準では戻り売りを浴び、26日の夜間取引では、再び1
万7000元を割り込んでいる。

 午前9時47分時点のゴムRSS3号活発限月の8月限は同1.2円安の354.2
円。今日の日中、予想される6月限のレンジ350.0〜360.0円前後。

 今後一週間先までのRSS3号8月限の予想レンジは330.0〜365.0円。
テクニカルからの下値支持線は350.0円(節目)、上値抵抗線は360.0円(節
目)。

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