石油午前=上値重い、米国の関税政策で景気下振れ懸念が根強い

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は、しっかりと推移する場面はあったが、上値は重い。中心限月は一
時上げ幅をほぼ消した。米エネルギー情報局(EIA)の週報を手がかりに海外原油は
堅調だったものの、トランプ米政権の関税政策を背景に世界的な景気下振れリスクや物
価上昇懸念が根強いことが相場を圧迫している。円相場が1ドル=150円前半で円
高・ドル安推移していることも重し。時間外取引でニューヨーク原油は小動き。
 日中取引開始後、原油の2025年8月限は6万6280円まで押し戻され、前日終
値である6万6270円に迫った。
 午前11時07分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
60円安〜540円高。
 午前11時07分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が771枚。
【米国は自動車輸入に追加関税を付加】
 トランプ米大統領は、米国が輸入する自動車すべてに25%の追加関税を課す大統領
令に署名した。相互関税とともに4月2日から発効する。ただ、トランプ米大統領は相
互関税について寛大であると述べており、税率は限定される見通し。
【海外原油夜間取引=小幅高】
 ニューヨーク時間外取引で5月限は前日比0.11ドル高の69.76ドルで推移。
本日これまでのレンジは69.62〜69.96ドル。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。