●論点解説金、ＧＳは目標価格を引き上げ＝マーケットエッジ

　米金融大手ゴールドマン・サックスは、年末の金価格見通しを３１００ドルから
３３００ドルまで引き上げた。レンジは３２５０〜３５２０ドルとしている。予想以上
に強力な金上場投資信託（ＥＴＦ）需要、中央銀行の金購入が続いていることが理由と
して指摘されている。アジア中央銀行の金需要については、金準備増強の目標達成まで
３〜６年くらいかかる可能性も指摘されている。また、テールシナリオとしては、年末
４２００ドル到達の可能性も指摘されている。
　ソシジュンも、１０〜１２月期３３００ドルの見通しを示しているが、ロシア準備資
産の差し押さえ後の取り扱いによっては、４０００ドル到達の可能性もあると指摘して
いる。現時点でメインのシナリオではないが、大手金融機関からも年内４０００ドル到
達のシナリオが提示され始めている。
（マーケットエッジ・小菅　努）

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