プラチナ市況=プラチナが総じて反落、金高が下支えとなり安もちあい

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         14,656   + 16    14,739   +15  : 3,027.75    + 2.24
銀          158.0    0.0     162.0   0.0  : 3,370.00    - 3.00
プラチナ     4,665    +18     4,611   - 6  :   973.82    - 2.72
パラジウム   4,600      0     4,600     0  :   965.58    + 7.79
======================================
      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.39   -0.12  ユーロ・ドル相場   1.0791  -0.0004
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ニューヨーク安を受けて売り優勢
で始まった。その後は、下げ一服となる場面も見られたが、ドル建て現物相場の戻りを
売られたことや円高で売り優勢。先限は正午前に9円安で推移。午後は金が地合いを引
き締めたことが下支え要因となり、概ね安もちあい。期近4月限のみ買い優勢となり、
反発。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが20円安〜18円高、プラチナスポットが
12円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが3769枚、プラチナミニが282枚、プラチナスポット
が3065枚、パラジウムが0枚。
【輸入自動車に25%のトランプ関税、NYプラチナ市場の反応に注目】
 プラチナ先限は午前中、4594円まで押し目を形成。4600円割れは15分間程
度で終了し、4600円台に戻したが、前日の終値4517円手前で戻りを抑えられ
た。金がプラスサイドに浮上に反転したことで売り手控えムード。出来高は低迷したま
まだが、取組高が増加を継続した状態にあるかを確認したい。
 トランプ米大統領はすべての米国への輸入車に対し、25%の関税を課すると発表し
た。トヨタ、ホンダ、マツダなど国内の自動車メーカーの株価は大幅安。25%関税は
自動車用触媒需要の減少につながる可能性大で、プラチナにとっては弱気材料。ただア
ジア時間のドル建て現物相場は970ドル台で下値堅く推移。今夜のニューヨークプラ
チナ市場での反応に注目したい。
 なお25%関税の発令は現地時間の4月3日の午前0時1分。まだ1週間の猶予があ
る。1週間で税率の緩和などの修整があるかに注目
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は軟調。朝方の975.44ドルから、金堅調につれ
高となったが、977ドル台で戻りを売られた。午後3時前から売り優勢となり、一時
970ドル割れとなり、969ドル台を試した。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。