金・銀市況=金は総じて小反落、上場来高値更新も円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         14,942    +17    15,006    -7  : 3,115.96   +33.36
銀          163.0    0.0     165.5  -3.0  : 3,436.00    -7.00
プラチナ     4,700    -16     4,667   -17  :   993.59    +5.78
パラジウム   4,600      0     4,600     0  :   981.31     0.00
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    148.92   -1.74  ユーロ・ドル相場   1.0835  +0.0048
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【市況】
 金が総じて小反落。円高を受けて売り優勢で始まったのち、リスク回避の動きを受け
て軟調となったが、ドル建て現物相場に押し目買いが入ると、下げ一服となった。午後
に入ると、ドル建て現物相場の堅調を受けてプラスサイドに転じ、上場来高値を更新し
たが、上げ一服となった。銀は先限がニューヨーク安と円高を受けて下落する一方、
8〜12月限が買い優勢となった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが7円安〜17円高、ゴールドスポットが13円高、
銀が3.0円安〜2.2円高。
 推定出来高は、金が3万5677枚、金ミニが1万4641枚、ゴールドスポットが
2290枚、銀が6枚。
【金は貿易戦争に対する懸念が支援】
 金先限は上場来高値1万5034円を付けた。リスク回避の動きを受けて上げ一服と
なったが、ドル建て現物相場の急伸を受けて地合いを引き締めた。円相場は1ドル=
148円台後半の円高に振れた。銀先限は165.5円まで下落した。
 トランプ米大統領は、今週発表する相互関税について、限定された数ではなく全ての
国を対象とすると述べた。4月2日に発表される相互関税で貿易戦争が激化するとの見
方からリスク回避の動きとなる一方、金が安全資産として買われた。
【ロンドン=現物相場禰
 金のドル建て現物相場は、堅調。前週末の海外市場では、米国のインフレ高止まりを
受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の3089.14ドルから、米大統領
の関税発言を受けて上値を試したのち、リスク回避の動きを受けて上げ一服となった
が、貿易戦争に対する懸念から押し目は買われた。午後に入ると、史上最高値
3124.37ドルを付けた。
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