[本日の見通し]ゴム=やや買い優勢、上海9月限の1万4000元に注目

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 JPXゴムRSS3号は、買いがやや優勢の展開になりそうだ。寄り付きでは、上海
夜間高や円安には反応が薄く、夜間取引と同値圏で推移した。
 今日のJPXゴムRSS3号は、地合いを引き締める限月が目立ちそうだ。ドル・円
が1ドル=145円目前の円安に振れている。また、一部報道によると、イランはイス
ラエルとの戦闘緩和に前向きと報じられている。これを受けて、前日の米株市場は上昇
しており、ゴム相場にとっても支援材料になる。
 また、上海ゴムも4日に1万3295元まで下落後、戻り場面となっている。現状、
節目の1万4000元付近では戻りが鈍くなっているが、積極的な売りも出ていない。
1万4000元台を回復すれば、JPXゴムRSS3号も地合いを引き締めそうだ。
 なお、今日は日銀金融政策決定会合の結果公表される。政策金利の据え置きが予想さ
れるが、このところ植田日銀総裁の会見は、ややハト派に転じている。前回、会合でも
円安に振れていることから、今日も同様な展開になれば、JPXゴムRSS3号にとっ
ても買い材料になる。
 午前9時48分時点のゴムRSS3号活発限月の11月限は前営業日比2.3円高の
296.2円。今日の日中、予想される11月限のレンジ290.0〜300.0円前
後。

 今後一週間先までのRSS3号11月限の予想レンジは270.0〜310.0円。
テクニカルからの下値支持線は280.0円(節目)、上値抵抗線は305.0円(節
目)。

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