【場況】 金が続落。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相 場の上げ一服や円高を受けてマイナスサイドに転じた。銀は夜間取引で6月限が下落し た。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が41〜5円安、金ミニが31.5円安 〜65.5円高、ゴールドスポットが282円高、銀が1.0円安。 午前11時2分現在の出来高は、金が3万2164枚、金ミニが1万1427枚、ゴ ールドスポットが1570枚、銀が1枚。 【NY金は米相互関税発表後の押し目を買われる】 金は労働市場の減速の見方などを受けて買い優勢となった。3月の全米雇用報告によ ると、民間部門雇用者数は15万5000人増加し伸びが加速した。ただ、関税による 経済不確実性の高まりを背景に労働市場が減速しているとのエコノミストの見方は変わ らなかった。市場予想は11万5000人増。2月は7万7000人増から8万 4000人増に上方修正された。欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、ト ランプ米大統領が打ち出す包括的な関税措置によって特に打撃を受ける恐れがある経済 分野を対象に緊急支援策を準備している。 トランプ米大統領は、世界の貿易相手国に対して相互関税を課すと発表した。米国へ の全輸出国に最低10%の関税を賦課し、対米貿易黒字の大きい約60カ国・地域を対象に 一段と高い関税率を適用するという。関税率は対中国が34%、欧州連合(EU)は 20%、日本は24%、ベトナムは46%となる。このほか韓国は25%、インドは 26%、カンボジアは49%、台湾は32%となっている。カナダとメキシコは既に麻 薬密売と不法移民に関連した25%の関税を課せられている。中国の場合、合成麻薬フ ェンタニルの米国への流入に関して先に賦課された20%の関税と合わせると、税率は 計54%に達する。リスク回避の動きとなり、株価が急落し、円高に振れた。金は相互 関税発表後の押し目を買われた。各国の反応を確認したい。 金先限は日中取引で1万5148円で戻りを売られると、1万5047円まで下落し た。ドル建て現物相場の上げ一服や円高が圧迫要因になった。円相場は1ドル=147 円台後半の円高に振れた。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、史上最高値を更新。きのうの海外市場では、米大統領の相 互関税発表後の押し目を買われた。アジア市場では、史上最高値3166.24ドルを 付けたのち、ドル安一服を受けて上げ一服となったが、押し目は買われた。 午前11時現在、金が3152.70ドル、銀は3382セントで推移。前営業日の 大引け時点は金が3117.84ドル、銀が3376セント。 MINKABU PRESS
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