石油午前=大幅安、米相互関税による景気悪化懸念で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は大幅安。ニューヨーク市場の引け後にトランプ米大統領が発表した
相互関税は、市場参加者の期待とは裏腹に寛大な内容ではなく、世界的な景気悪化懸念
が強まっている。相互関税の対象国から輸入されるエネルギーは関税の対象から除外さ
れている。時間外取引でニューヨーク原油は一時1バレル=69ドル前半まで下落。円
相場は1ドル=147円半ばまで円高・ドル安推移。対主要通貨でドル売りが入ってい
るほか、円買いが鮮明。
 日中取引開始後、原油の2025年9月限は大幅安。一時6万4110円まで下げ幅
を広げた。
 午前10時56分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
2210〜390円安。
 午前10時56分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1357枚。
【米国のカナダ産原油の輸入量が急回復】
 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、カナダからの原油輸入量が2週連
続で増加し、日量442万1000バレルとなった。カナダ産原油に対する10%の関
税を受けて一時輸入量は落ち込んだが、一転して過去最高水準に迫っている。
【海外原油夜間取引=下落】
 ニューヨーク時間外取引で5月限は前日比1.74ドル安の69.97ドルで推移。
本日これまでのレンジは69.27〜70.41ドル。
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