アジア株 トランプ関税も何のその、上海株はプラス圏 強いPMIと景気支援策期待の買いが支え

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 トランプ関税も何のその、上海株はプラス圏 強いPMIと景気支援策期待の買いが支え

東京時間11:03現在
香港ハンセン指数   22884.51(-318.02 -1.37%)
中国上海総合指数  3351.43(+1.30 +0.04%)
台湾加権指数     21298.22(休場)
韓国総合株価指数  2476.68(-29.18 -1.16%)
豪ASX200指数    7843.20(-91.35 -1.15%)

アジア株は上海を除いて下落。トランプ関税で世界的な貿易戦争が本格化、それに伴う景気減速懸念が高まっている。

トランプ米大統領は全ての国に「最低10%」の基本関税を発表した。トランプの「優しい」関税で安心感が広がっていたがその後60カ国に対して「より高い」関税を課すと発表したことで、市場心理が急激に悪化した。

中国に34%の関税、米国の中国に対する累積関税率は54%に上昇する。WSJによると中国製品に対する平均関税は70%を超えるという。欧州連合は20%だ。10%の基本関税は5日に発動、より高い関税は9日から適用される。

ベッセント米財務長官は、今提示されている数字が関税率の上限だが各国が報復すれば事態は悪化すると警告しており、さらなる関税引き上げの可能性を示唆した。豪州とNZは報復しない姿勢、イタリアも今のところ慎重姿勢を維持している。カナダは報復措置で闘うと表明。中国も断固反対し対抗措置取ると表明。欧州連合はどう出るのか。

きょう発表された中小企業を対象とした財新3月の非製造業PMIは51.9と昨年末以来の高水準となった、市場予想も上回った。公式の製造業PMI・非製造業PMI、財新の製造業PMIに非製造業PMIと、すべて前月から上昇し市場予想も上回る好結果となった。

香港株は約1カ月ぶり安値をつけている。ハイテクや素材、金融、消費者サービス、自動車など幅広い銘柄が下落している。ただ、急落後は持ち直しており下げ幅を縮小している。上海株が小幅安にとどまっていることで安心感が広がっているようだ。

トランプ関税も何のその、上海株はプラス圏。3月PMIがすべて予想を上回る好結果となったことや、トランプ関税を受け当局が景気下支え策を打ち出すとの期待が広がっている。

台湾市場は今日明日と児童節・清明節で休場、不幸中の幸いか。休み明けにアジア・欧米株式市場が落ち着きを取り戻していることを祈る。

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