日経平均株価 始値 33951.25 高値 33953.29(09:01) 安値 32626.58(09:45) 大引け 33585.58(前日比 -1023.42 、 -2.96% ) 売買高 24億3540万株 (東証プライム概算) 売買代金 5兆4412億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は1023円安と大幅反落、一時2000円近い下落に 2.米中摩擦激化への懸念強くNYダウは1014ドル安と急反落 3.為替は一時1ドル=142円80銭台と急激な円高進行を嫌気 4.東エレクや三菱重、三菱UFJといった主力株に売りが膨らむ 5.ベイカレントが高く、イオンやツルハ、ウエルシアが買われる ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは前日比1014ドル安と急反落した。米中貿易摩擦の激化が懸念され、幅広い銘柄で売りが優勢となった。 東京市場では、日経平均株価は大幅反落。米中摩擦の激化に対する警戒感は強く、日経平均株価は一時2000円近く下落したが、後場に入り下げ幅は縮小した。 前日の米株式市場では、NYダウが急反落し、ナスダック指数も大幅下落した。米相互関税による米中摩擦の激化が懸念され、米株式市場は再び大きく売られた。これを受け、東京市場では日経平均が大幅安で始まり、2000円近い下げとなる場面があった。為替相場が一時1ドル=142円80銭台へ急激な円高が進行したことも警戒された。ただ、日経平均の3万3000円割れの水準には値頃感からの買いも入り、後場に入り下げ幅は縮小した。半導体関連や大手重工、銀行株など主力株が売られたが、大手スーパーやドラッグストアなど内需関連株の一角は堅調だった。なお、株価指数オプション4月物の特別清算指数(SQ)値は3万2737円29銭だったとみられている。 個別銘柄では、アドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>が安く、三菱重工業<7011>やIHI<7013>が軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が売られた。ファーストリテイリング<9983>やソフトバンクグループ<9984>が下落し、トヨタ自動車<7203>やリクルートホールディングス<6098>、キーエンス<6861>が売りに押された。 半面、川崎重工業<7012>やベイカレント<6532>、ディー・エヌ・エー<2432>が高く、東京電力ホールディングス<9501>や川崎汽船<9107>、JX金属<5016>、東京地下鉄<9023>がしっかり。イオン<8267>やウエルシアホールディングス<3141>が値を上げ、ツルハホールディングス<3391>やスギホールディングス<7649>が買われた。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はベイカレント <6532>、イオン <8267>、日製鋼 <5631>、メルカリ <4385>、大林組 <1802>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約21円。うち14円はベイカレント1銘柄によるもの。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、アドテスト <6857>、テルモ <4543>、ソニーG <6758>、中外薬 <4519>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約283円。 東証33業種のすべての業種が下落。下落率の小さかった上位5業種は(1)海運業、(2)小売業、(3)建設業、(4)情報・通信業、(5)金属製品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)医薬品、(2)保険業、(3)銀行業、(4)精密機器、(5)輸送用機器。 ■個別材料株 △トライアル <141A> [東証G] 既存店増収基調を継続し地合い悪はねのけ買いを集める。 △タイミー <215A> [東証G] ワタミ <7522> と新たな店舗運営に関し業務提携。 △わらべ日洋 <2918> [東証P] 今期の大幅増益見通しを好感。 △ホームポジ <2999> [東証S] 上半期営業黒字や株主優待の実施を好感。 △ファンデリー <3137> [東証G] イオン <8267> 向けに国産ハイブランド冷食60店舗導入。 △WACUL <4173> [東証G] TBSHD <9401> によるTOB価格502円にサヤ寄せ。 △技研製 <6289> [東証P] 記念配当や自社株買いを好感。 △ベイカレント <6532> [東証P] 26年2月期は20%営業増益で38円増配へ、自社株買いも発表。 △スギHD <7649> [東証P] 26年2月期は2ケタ営業増益で3期連続最高益更新へ。 △ウッドフレンズ <8886> [東証S] 長谷工 <1808> によるTOB価格にサヤ寄せ。 ▼アドテスト <6857> [東証P] 米中摩擦懸念で米半導体株安に追随。 ▼トヨタ <7203> [東証P] リスク回避ムード再燃で一時1ドル=142円台まで円高進行。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)わらべ日洋 <2918>、(2)ベイカレント <6532>、(3)技研製 <6289>、(4)シンクロ <3963>、(5)ミダックHD <6564>、(6)ローム <6963>、(7)プロレド <7034>、(8)SREHD <2980>、(9)久光薬 <4530>、(10)ウエルシア <3141>。 値下がり率上位10傑は(1)新日本科学 <2395>、(2)C&R <4763>、(3)フジ <8278>、(4)科研薬 <4521>、(5)花王 <4452>、(6)ソニーG <6758>、(7)エプソン <6724>、(8)東京海上 <8766>、(9)大塚HD <4578>、(10)シマノ <7309>。 【大引け】 日経平均は前日比1023.42円(2.96%)安の3万3585.58円。TOPIXは前日比72.49(2.85%)安の2466.91。出来高は概算で24億3540万株。東証プライムの値上がり銘柄数は501、値下がり銘柄数は1100となった。東証グロース250指数は631.40ポイント(17.76ポイント高)。 [2025年4月11日] 株探ニュース
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