石油午前=下落、米中貿易戦争の拡大による景気悪化見通しが重し

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は下落。米中貿易戦争の激化を背景に海外原油の戻りは鈍い。トラン
プ米政権は、70カ国以上の貿易相手国に対し関税交渉を利用して中国との取引を制限
するよう圧力をかける計画であると米WSJが伝えるなど、世界的な景気悪化懸念は強
い。貿易戦争を巡り、米国と欧州連合(EU)の協議も不調と伝わっている。時間外取
引でニューヨーク原油は小動きだが、円相場は1ドル=142円後半で円買いが優勢。
 日中取引開始後、原油の2025年9月限は軟調。夜間取引の安値である5万
5460円に接近している。
 午前10時54分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
830〜180円安。
 午前10時54分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が392枚。
【米国、中国向けの半導体輸出に新規制】
 米半導体大手エヌビディアは、人工知能(AI)向け半導体「H20」について、輸
出許可が必要になると米政府から通知があったと発表した。米政府による半導体の対中
輸出規制を受けてエヌビディアは中国市場向けにH20を設計したものの、H20は規
制対象に追加された。
【海外原油夜間取引=小幅安】
 ニューヨーク時間外取引で5月限は前日比0.08ドル安の61.25ドルで推移。
本日これまでのレンジは61.24〜61.55ドル。
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