貴金属は、続伸して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高を受けて買い優勢とな ろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高を受けて堅調となろ う。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は64.95ドル高 の3352.12ドル、銀が35セント高の3289セント、プラチナが14.12ド ル高の972.21ドル、パラジウムは4.50ドル高の971.54ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=141.84/86円で、前営業日の 大引け時点から0.58円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が1万5330円前後、銀は154.5円前後、プラチナ は4365円前後、パラジウムは4400円前後。 【NY金は対中規制強化やドル安が支援】 金はきのうの海外市場では、対中規制強化やドル安を受けて買い優勢となった。 金は対中規制強化やドル安を受けて史上最高値を更新した。米半導体大手エヌビディ アは人工知能(AI)向け半導体「H20」について、中国向け輸出にライセンスが必 要になると米政府から通知を受けた。対中規制が強化され、貿易戦争激化に対する懸念 が強い。一方、3月の米小売売上高は前月比1.4%増となった。自動車を中心に関税 引き上げ前の駆け込み需要が寄与しており、先行き不透明感が強い。米連邦準備制度理 事会(FRB)のパウエル議長は、関税に伴う物価上昇がより持続的なインフレ高進を 引き起こさぬよう、金融当局が重点を置いていると改めて強調した。 中国は、米国との貿易交渉に応じる前に、トランプ政権が複数の措置を取ることを望 んでいる。その中には、米高官が無礼な発言を慎み、中国に対して敬意を示すことなど が含まれる。中国の習近平国家主席は、訪問先のマレーシアで、アジア諸国に対し、地 政学的対立、一国主義、保護主義に抵抗するために団結するよう呼びかけた。一方、ト ランプ米大統領は、米国の関税措置を巡る初の日米交渉に関連し、日本の代表団との間 で「大きな進展」があったと自身のSNSに投稿した。最初のテストケースとして世界 が注目している。 銀はきのうの海外市場では、ドル安や金急伸を受けて買い優勢となったが、日中取引 では株安を受けて上げ一服となった。 【NYプラチナはドル安も株安に上値を抑えられる】 プラチナはきのうの海外市場では、ドル安や金堅調を受けて押し目を買われたが、株 安を受けて上げ一服となった。 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。米国の関税政策や不確実性を受けて ドル安に振れた。米半導体大手エヌビディアに対する規制で米中の貿易戦争激化に対す る懸念が強い。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、関税に伴う 物価上昇がより持続的なインフレ高進を引き起こさぬよう、金融当局が重点を置いてい ると改めて強調した。 <今日の予定> ・貿易収支 2025年3月速報(財務省) ・理事会結果公表(ECB) ・米住宅着工・許可件数 2025年3月(商務省) ・米新規失業保険申請件数(労働省) ・米製造業景況指数 2025年4月(フィラデルフィア連銀) MINKABU PRESS 東海林勇行
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