【場況】 金が大幅続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現 物相場の史上最高値更新や円安を受けて上場来最高値を更新したのち、上げ一服となっ た。銀は先限が買い優勢となった。 午前11時4分現在の前営業日比は、金標準が191〜277円高、金ミニが 195.0〜270.5円高、ゴールドスポットが607円高、銀が3.0円高。 午前11時4分現在の出来高は、金が3万6903枚、金ミニが1万5255枚、ゴ ールドスポットが2163枚、銀が5枚。 【NY金は対中規制強化やドル安が支援】 金は対中規制強化やドル安を受けて史上最高値を更新した。米半導体大手エヌビディ アは人工知能(AI)向け半導体「H20」について、中国向け輸出にライセンスが必 要になると米政府から通知を受けた。対中規制が強化され、貿易戦争激化に対する懸念 が強い。一方、3月の米小売売上高は前月比1.4%増となった。自動車を中心に関税 引き上げ前の駆け込み需要が寄与しており、先行き不透明感が強い。米連邦準備制度理 事会(FRB)のパウエル議長は、関税に伴う物価上昇がより持続的なインフレ高進を 引き起こさぬよう、金融当局が重点を置いていると改めて強調した。 中国は、米国との貿易交渉に応じる前に、トランプ政権が複数の措置を取ることを望 んでいる。その中には、米高官が無礼な発言を慎み、中国に対して敬意を示すことなど が含まれる。中国の習近平国家主席は、訪問先のマレーシアで、アジア諸国に対し、地 政学的対立、一国主義、保護主義に抵抗するために団結するよう呼びかけた。一方、ト ランプ米大統領は、米国の関税措置を巡る初の日米交渉に関連し、日本の代表団との間 で「大きな進展」があったと自身のSNSに投稿した。赤沢亮正経済再生担当相は米国 から日本との協議が最優先との説明があったとし、今月中に次回協議が行われるよう日 程調整することを明らかにした。為替は議題に上らなかったという。最初のテストケー スとして世界が注目している。 金先限は上場来最高値1万5451円を付けた。ドル建て現物相場の史上最高値更新 や円安が支援要因になった。円相場は1ドル=141円台後半で円高が一服し、142 円台後半の円安に振れた。銀先限は155.0円まで上昇した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は上げ一服。きのうの海外市場では、対中規制強化やドル安を 受けて買い優勢となり、史上最高値を更新した。アジア市場では朝方の3351.48 ドルから、踏み上げの動きとなり、3355.21ドルまで上昇したのち、ドル高を受 けて上げ一服となった。 午前11時現在、金が3324.67ドル、銀は3219セントで推移。前営業日の 大引け時点は金が3287.17ドル、銀が3254セント。 MINKABU PRESS
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