[今日の視点]石油=下落へ、OPECプラスは6月も増産幅を拡大へ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は下落へ。2025年9月限で800〜1200円安程度を想定する。石油
輸出国機構(OPEC)プラスが自主減産の縮小ペースを6月も加速させる可能性があ
ることが海外原油を圧迫した。自主減産を実施している8カ国は5月の増産加速を今月
発表している。円相場が1ドル=142.90円台の円安・ドル高で推移していること
は下支え要因。
 自主減産を実施してきたサウジアラビアやロシアが自主減産の解消を急ぐ理由は不明
である。長期間にわたって生産量を調整している産油国が減産に疲れた、あるいはカザ
フスタンなど減産合意を破る産油国に対する怒りが強まっていること、OPECプラス
が価格重視からシェア重視に転換した可能性があることなどが、OPECプラスの様変
わりの背景として指摘されているが、憶測の域を出ない。
 米国の関税政策で景気見通しが悪化し、石油需要の下振れ懸念が強まっているなかで
原油相場は低調に推移している一方、石油企業の設備投資コストは拡大を続け、石油販
売の利幅はさらに限定されている。関税引き上げもあって、最も苦しいのは世界最大の
産油国である米国だろうが、その他の産油国も原油相場の推移からすると楽観的ではい
られないだろう。ただ、OPECプラスの内部から増産に対する不満は聞こえない。価
格の低下を補うだけのシェア拡大が確実視されているのだろうか。謎は深まるばかりで
はあるものの、価格の番人が相場を圧迫している以上、戻りは期待できない。
 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比0.04ドル安の62.23ドルで推
移。本日これまでのレンジは62.18〜62.39ドル。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 4月13日-4月19日(財務省)
【経済】14:00 チェーンストア販売統計 2025年3月(日本チェーンストア協会)
【納会】--:-- 金標準取引 2025年4月限(大阪取引所)
【納会】--:-- 銀 2025年4月限(大阪取引所)
【納会】--:-- 白金標準取引 2025年4月限(大阪取引所)
【納会】--:-- パラジウム 2025年4月限(大阪取引所)
【納会】--:-- 小豆 2025年4月限(大阪取引所)
【決済】--:-- 金ミニ取引 2025年4月限(大阪取引所)
【決済】--:-- 白金ミニ取引 2025年4月限(大阪取引所)
【発会】--:-- ゴムRSS3 2026年4月限(大阪取引所)
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 設備稼働率 2025年4月(トルコ中央銀行)
◆ ドイツ ◆
【経済】17:00 景況感指数 2025年4月(ifo)
◆ フランス ◆
【経済】15:45 消費者信頼感指数 2025年4月(INSEE)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】18:30 生産者物価指数 2025年3月(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 耐久財受注 2025年3月速報値(商務省)
【経済】21:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【経済】23:00 中古住宅販売統計 2025年3月(全米不動産協会)
【農産】21:30 週間穀物輸出成約高(USDA)
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