プラチナ市況=プラチナは反発、終盤に現物相場の上昇で一段高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,170   -202    15,312  +130  : 3,318.55    +3.08
銀          145.0    0.0     157.0  +4.5  : 3,331.00   +54.00
プラチナ     4,460   + 96     4,385   +78  :   975.45   +12.50
パラジウム   4,300      0     4,400     0  :   943.92    +6.44
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    142.70   +1.00  ユーロ・ドル相場   1.1350  -0.0035
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ニューヨーク高と円安を受けて買
い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上値の重さや円安一服に上値を抑え
らものの堅調に推移。先限は正午前に50円超の上昇で推移。午後に入ると、高もちあ
いで推移した後、終盤にドル建て現物相場の上昇で一段高で70円超の上昇で引けた。
納会を迎えた4月当限は96円高で今日の高値で納会。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが78〜96円高、プラチナスポットが
102円高、パラジウムが100円安。
 推定出来高は、プラチナが6433枚、プラチナミニが883枚、プラチナスポット
が1365枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は日中取引では4350円割れなく堅調】
 プラチナ先限は堅調。先限は夜間取引の終盤に4400円の高値をつけた。日中取引
開始後は上げ幅を縮小したが、4354円で買い支えられ、4350円割れはなかっ
た。出来高は伸び悩み、明日の新甫発会待ちもあり、まとまった新規買いが増えた印象
はない。ただ今月18日以降、取組高が増加。今月上旬は株安でリスク回避の動きが強
く、買い玉中心に手じまい売買が進んだが、株価の回復とともに投資資金はプラチナ市
場に徐々に戻りつつある。強気のチャートに転換するには今月21日の高値4412円
を上抜くことが必要。
 ドル建て現物相場は970ドル水準で堅調に推移。長期波動線の200日移動平均線
が通る960ドル水準から上放れた格好。トランプ関税の緩和で自動車株が全面高とな
っていることは追い風。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、下値堅く推移。朝方の973.50ドルから、ドル
安となったが、売り優勢となり、正午過ぎに967ドル台まで軟化。970ドル割れ状
態は買いが喚起され、976ドル台まで上昇した。
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