NYプラチナ市況=続伸、ドル安や株高が下支え

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 7)   979.5      984.4       974.7       980.3    +  0.7
         (25/10)   989.1     995.0       985.7       990.9    +  0.6
 パラジウム  (25/ 6)   941.50     955.50      935.50      953.60   + 10.30
         (25/ 9)   953.00     965.00      949.00      964.20   + 10.20
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          16,357         29,190        77,148       (-    737)
 パラジウム          3,254          3,978        20,118       (-    341)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          40,093.40  + 486.83
     前日  143.46/48   1.1314/16   ・ナスダック         17,166.04  + 457.99
     本日  142.59/61   1.1390/92   ・10年米国債利回り      4.31  -   0.07
・NY原油  (25/ 6)   62.79 + 0.52  ・SPDR保有金残高    949.14  +   1.44
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。前日比はプラチナが0.4〜1.4ドル高、中
心限月の7月限が0.7ドル高、パラジウムが10.10〜10.30ドル高、中心限
月の6月限は10.30ドル高。
 プラチナ7月限は小幅続伸。時間外取引では、米中の関税交渉の先行き懸念などを受
けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、ドル安が下支えになった。日中取引では、
戻りを売られたが、ドル安が下支えになった。
 パラジウム6月限は株高などを受けて買い戻し主導で上昇した。
 プラチナ7月限は時間外取引を974.7〜984.4ドルのレンジで推移し、前日
比3.8ドル高の983.4ドルとなった。7月限は安寄りしたのち、米中の関税交渉
の先行き懸念などを受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、ドル安が下支えにな
った。
 日中取引では、戻りを売られ、976.3ドルまで下落した。その後は、ドル安を受
けて982.3ドルまで上昇したが、戻りは売られた。
 米中の合成麻薬フェンタニルの密輸取り締まり問題を巡る協議は難航していることが
伝えられた。トランプ米大統領は、米中貿易摩擦の緩和に向けて両国が会合を開いたこ
とを明らかにした。ただ中国側は、米国との貿易協議は実施していないと述べた。
 パラジウム6月限は、時間外取引を935.50〜949.00ドルのレンジで推移
し、前日比5.70ドル高の949.00ドルとなった。6月限は安寄りしたのち、も
み合いとなった。欧州時間に入ると、ドル安を受けて地合いを引き締めた。
 日中取引では、株高などを受けて買い戻し主導で955.50ドルまで上昇した。そ
の後は、買いが一巡し、もみ合いとなった。
 23日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比6996オンス減の45万
5732オンス、パラジウムは同変わらずの5万6118オンス。
今日の材料
・4月の独IFO業況指数は86.9と、前月の86.7から予想外に上昇した。市場
予想は85.2だった。
・3月の米中古住宅販売戸数は年率換算で前月比5.9%減少し402万戸となった。
市場予想は413万戸だった。
・米新規失業保険申請件数は22万2000件と、前週から6000件増加した。増加
数はわずかにとどまり、トランプ米政権が掲げる関税措置で先行き不透明感が高まって
いるにもかかわらず、労働市場がなお底堅く推移していることが示された。
・米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は、関税が経済にどのような影響を与え
ているかについてFRBが明確な見通しを得るには今年後半までかかると述べた。
・米クリーブランド地区連銀のハマック総裁は、不確実性が高い状況下で、連邦準備理
事会(FRB)は金融政策を巡り忍耐強く対応する必要があるとの考えを示した。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は、トランプ米政権が
掲げる関税措置は、ユーロ圏最大の経済国であるドイツの経済成長に「重大な」リスク
をもたらすと述べた。
・3月の米耐久財受注は前月より9.2%増えた。民間航空機が大幅に伸びたものの他
は総じて低調だった。市場予想は2.0%増。2月は0.9%増に改定された。
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