石油午前=堅調、ドル安傾向は海外原油を下支え

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は堅調。世界的な米国離れのなかでドル安傾向が続いていることが海
外原油を支えている。バイデン前政権が米国の債務を激増させて覇権国としての不透明
感を高めた後、トランプ米大統領が混乱した関税政策で米国に対する信頼感を失墜させ
ている。ただ、石油輸出国機構(OPEC)プラスが増産を急ぐ兆候があることは重
し。円相場は1ドル=142円後半で円安・ドル高推移。時間外取引でニューヨーク原
油はしっかり。
 日中取引開始後、原油の2025年9月限は上昇。5万7400円まで上昇し、夜間
取引の高値を一時上回った。
 午前11時09分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
230〜600円高。
 午前11時09分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が634枚。
【イスラエルは米国とイランの協議を懸念】
 イスラエルのチャンネル12によると、イスラエル政府は米国がイランと悪い合意に
近づいており、その合意はイスラム政権が核兵器を取得できないようにするための必須
条件を満たさないことを深く懸念しているという。イスラエルのネタニヤフ首相、カッ
ツ国防相のほか、複数の高官がこの問題について緊急協議を行ったもよう。
【海外原油夜間取引=しっかり】
 ニューヨーク時間外取引で6月限は前日比0.07ドル高の62.86ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは62.79〜63.12ドル。
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