プラチナ午前=プラチナは反発、米中貿易戦争の緩和期待で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ドル建て現物相場の上昇や円安を
受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服や円安一服に上値
を抑えられた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが31〜47円高、プラチナミニが
6.5〜42.0円高、プラチナスポットが22円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが2510枚、プラチナミニが1346
枚、プラチナスポットが791枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはドル高が圧迫】
 プラチナはドル高が圧迫要因になった。米中貿易戦争の緩和期待を受けてドル高に振
れた。ただニューヨーク市場でドル高が一服すると、押し目を買われた。4月の米ミシ
ガン大消費者信頼感指数確報値は52.2と、3月確報値の57.0から低下した。速
報値50.8からは改善したものの、米関税措置を巡る経済的影響への懸念を背景に4
カ月連続で低下した。
 在中国米国商工会議所のマイケル・ハート代表は、中国で操業する米製薬会社から、
ここ1週間に一部医薬品を無関税で輸入できたとの報告を受けていると明らかにした。
 プラチナ先限は4380円まで上昇した。ドル建て現物相場の上昇や円安が支援要因
になった。円相場は1ドル=143円台後半で円安が一服したが、143円台前半で円
安が再開した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の976.31ドルから、金軟調を
受けて上げ一服となった。
 午前11時現在、プラチナは970.02ドル、パラジウムが939.47ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが965.33ドル、パラジウムが940.25
ドル。
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