プラチナ市況=プラチナは反発、米中貿易戦争の緩和期待で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,180    -57    15,304   -59  : 3,286.53   -18.85
銀          148.0    0.0     157.0   0.0  : 3,279.00   -61.00
プラチナ     4,454    +37     4,367   +37  :   973.30    +7.97
パラジウム   4,300      0     4,300     0  :   944.92    +4.67
======================================
      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    143.75   +0.23  ユーロ・ドル相場   1.1346  -0.0001
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ドル建て現物相場の上昇や円安を
受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上げ一服や円安一服に上値を抑え
られた。午後に入ると、ドル建て現物相場の堅調が下支えになった。パラジウムの商い
は成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが35〜41円高、プラチナスポットが41
円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが3421枚、プラチナミニが2634枚、プラチナスポッ
トが1531枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは米中貿易戦争の緩和期待が支援】
 プラチナ先限は4380円まで上昇した。ドル建て現物相場の上昇や円安が支援要因
になった。円相場は1ドル=143円台後半で円安が一服したが、143円台前半で円
安が再開した。
 米中貿易戦争の緩和期待が支援要因になった。中国が米国で生産された一部の半導体
に対して報復関税125%を撤回したことが伝えられた。今後の関税交渉につながるか
どうかを確認したい。一方、中国国家発展改革委員会(発改委)の趙辰?副主任は記者
会見で、今年の経済成長目標である5%前後の達成に「完全に自信」を持っていると表
明、第2四半期にかけて新たな政策を打ち出す方針を示した。会見に同席した中国人民
銀行の鄒瀾副総裁は、適度に緩和的な金融政策を引き続き実施し、景気支援を強化する
ほか、人民元相場を基本的に安定させると述べた。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の976.31ドルから、金軟調を受け
て上げ一服となり、968ドル台まで下落した。午後に入ると、金の下げ一服につれ高
となった。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。