大阪6月限 日経225先物 35910 +130 (+0.36%) TOPIX先物 2653.5 +17.5 (+0.66%) 日経225先物(6月限)は前日比130円高の3万5910円で取引を終了。寄り付きは3万5950円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万6000円)にサヤ寄せする形で、買い先行で始まった。開始直後につけた3万5900円を安値にリバウンドが強まり、前場中盤にかけて一時3万6100円まで買われた。買い一巡後は3万5900円~3万6040円辺りで保ち合い、前場終盤にかけて3万5900円を割り込んだ。 ランチタイムで3万5850円まで上げ幅を縮めると、後場は3万5850円~3万5910円辺りの狭いレンジで推移。終盤にかけて3万5800円まで売られる場面もみられたが、後場のレンジ上限で終えた。 日経225先物は3万6100円まで買われた後に上げ幅を縮め、その後は3万5800円~3万5900円辺りでの推移が続いた。買い気配から始まったアドバンテスト<6857>[東証P]が寄り付き直後に軟化したことで、短期筋のロング解消を誘ったほか、日東電工<6988>[東証P]の下げも日経平均型の重荷となった。 だが、センチメントを大きく冷ます流れにはならなかった。30日に赤沢亮正経済再生担当相が訪米し、ベッセント米財務長官らと関税を巡る2回目の協議が予定されており、関税交渉の進展期待が高まっている。トランプ米大統領は就任からまもなく100日を迎えるが、トランプ氏の支持率が低下しているなかで、強硬姿勢は取りにくいとの見方も出てきそうだ。 為替市場では円相場が1ドル=143円後半と円安に振れて推移していたこともあり、輸出関連株の強い値動きが目立っていた。そのほか、建設、銀行、小売、海運などが買われており、相対的にTOPIX型が優位な状況であった。東証プライムの値上がり銘柄数は7割近くを占め、売買高は4月11日以来となる20億株超だった。ハイテク株の一角が重荷となったものの、リバランスに伴うカバーが入りやすい状況のようである。 祝日に入ることでナイトセッションの商いは限られるだろうが、トレンドとしてはボリンジャーバンドの+1σ(3万6310円)および75日移動平均線(3万7070円)が意識されるなかで、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。 NT倍率は先物中心限月で13.53倍に低下。朝方に13.58倍をつける場面もみられたが、その後は25日線(13.54倍)を割り込んで推移している。ただし、一時13.49倍まで低下した後は25日線水準まで下げ渋る動きをみせており、TOPIX型へのシフトを想定したNTショートは見極めが必要だろう。 手口面(6月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万3589枚、ソシエテジェネラル証券が1万0977枚、サスケハナ・ホンコンが3844枚、バークレイズ証券が2053枚、JPモルガン証券が1945枚、ゴールドマン証券が1002枚、日産証券が987枚、モルガンMUFG証券が986枚、ビーオブエー証券が885枚、SBI証券が875枚だった。 TOPIX先物は、ソシエテジェネラル証券が1万9737枚、ABNクリアリン証券が1万9169枚、バークレイズ証券が5818枚、ゴールドマン証券が5554枚、JPモルガン証券が4825枚、モルガンMUFG証券が4797枚、サスケハナ・ホンコンが3191枚、BNPパリバ証券が1945枚、野村証券が1573枚、シティグループ証券が1244枚だった。 株探ニュース
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