NY金・銀市況=下落、ドル高が圧迫も下げ一服

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 6)  3324.5     3337.6      3275.6      3319.1     - 14.5
          (25/ 8)  3348.7     3366.0      3305.0      3347.9     - 14.6
   銀     (25/ 5)  3289.0     3299.0      3213.5      3253.1     - 74.4
         (25/ 7)  3319.5     3334.5      3238.5      3282.8     - 74.9
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           210,318       180,037       452,586        (+  3,732)
  銀           53,540        65,509       152,446        (-  2,575)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          40,669.36  + 141.74
     前日  142.36/38   1.1385/87   ・ナスダック         17,446.34  -  14.98
     本日  143.05/07   1.1325/27   ・10年米国債利回り      4.17      0.00
・NY原油  (25/ 6)   58.21 - 2.21  ・SPDR保有金残高    947.13  +   0.86
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金は続落、銀は反落。前日比は金が17.1〜13.8ドル安、中心限
月の6月限が14.5ドル安、銀が77.4〜74.4セント安、中心限月の7月限は
74.9セント安。
 金6月限は続落。時間外取引では、米大統領の演説を控えて押し目を買われたが、過
激な発言はなく、戻りを売られた。欧州時間に入ると、手じまい売りが出て軟調となっ
た。日中取引では、米国内総生産(GDP)のマイナス成長を受けて押し目を買われ
た。
 銀7月限はドル高や金軟調を受けて売り優勢となったが、米国内総生産(GDP)の
マイナス成長を受けて下げ一服となった。
 ニューヨーク金6月限は続落。時間外取引では3275.6〜3337.6ドルのレ
ンジで推移、前日比52.1ドル安の3281.5ドルとなった。6月限は、安寄りし
たのち、米大統領の演説を控えて押し目を買われたが、過激な発言はなく、戻りを売ら
れた。欧州時間に入ると、手じまい売りが出て軟調となった。
 日中取引では、米国内総生産(GDP)のマイナス成長を受けて押し目を買われ、
3330.1ドルまで戻した。買い一巡後は、もみ合いとなった。
 トランプ米大統領は、2期目就任100日に合わせてミシガン州で演説し、経済政策
の成果をアピールした。貿易などを巡る同氏の強硬姿勢に国民が懐疑的な見方を強める
中、懸念払拭を図った。一方、第1四半期の米実質国内総生産(GDP)速報値は年率
換算で前期比0.3%減となった。米経済がマイナス成長に陥るのは2022年第1四
半期以来3年ぶり。
 ニューヨーク銀7月限は、時間外取引で3238.5〜3334.5セントのレンジ
で推移し、前日比115.2セント安の3242.5セントとなった。7月限は安寄り
したのち、金の戻りを売られたことにつれ安となった。欧州時間に入ると、手じまい売
りなどが出て下げ幅を拡大した。
 日中取引では、米国内総生産(GDP)のマイナス成長を受けて押し目を買われ、
3299.5セントまで戻した。買い一巡後は、戻りを売られた。
 4月29日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比19万4479オンス減の
4138万3125オンス、銀は177万7837オンス増の5億0087万6246
オンス。

今日の材料
・第1四半期のユーロ圏の域内総生産(GDP)速報値は前期比0.4%増加で、市場
予想の0.2%増を上回った。昨年第4四半期の0.2%増から加速した。
・第1四半期の米実質国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比0.3%減とな
った。米経済がマイナス成長に陥るのは2022年第1四半期以来3年ぶり。トランプ
大統領が打ち出す関税措置を前に、企業による大量の駆け込み輸入があったことが響い
た。
・第1四半期の米雇用コスト指数(ECI)は前期比0.9%上昇し、市場予想と一致
した。前四半期の0.9%上昇と同じ伸びとなった。
・3月の米個人消費支出(PCE)価格指数は、前年比2.3%上昇した。伸びは前月
の2.7%から鈍化したものの、市場予想の2.2%を上回った。
・4月の独消費者物価指数(CPI)速報値は、欧州連合(EU)基準(HICP)で
前年比2.2%上昇した。ロイターがまとめたアナリスト予想は2.1%上昇だった。
・トランプ米大統領は、中国との貿易を巡る合意がいずれ実現すると期待していると述
べた上で、貿易における公正さには知的財産権の管理も含まれるという認識を示した。
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