●短期見通し穀物、作付け作業が順調だとじり安＝マーケットエッジ

　トウモロコシは、通商問題は不安定化しているが、旧穀需給は引き締まっており
４５０〜５００セント水準での取引が続こう。足元では作付け環境に対する関心が高く
なっているため、このまま産地好天で作付け作業が順調に消化されると、上値の重い展
開になりやすい。例年並みのペースで作付け作業は進展している。ボックス相場は崩れ
ない見通しだが、先高観は後退している。改めて大きく上昇するのであれば、産地天候
不順が求められる見通し。
　大豆は、米中通商問題が警戒されることが上値を圧迫し、１０００セント割れのリス
クが維持される見通し。足元では米中関係の改善期待が株価を押し上げているが、実際
に早期に通商合意が成立し、米中間の大豆取引が正常化するような見通しにはない。そ
もそも、中国の米国産大豆離れの動きは、通商協議とは関係なく進展しよう。作付けシ
ーズンを迎えているが、産地天候リスクも抑制されている。このまま順調に作付けが進
むと、上値の重い展開が支持される。
（マーケットエッジ・小菅 努）

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  09/20(土) 08:00
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• ＣＦＴＣ建玉明細報告（９月１６日現在）＝シカゴ大豆
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• ＣＦＴＣ建玉明細報告（９月１６日現在）＝シカゴ・コーン
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• ＣＦＴＣ建玉明細報告（９月１６日現在）＝ＩＣＥ粗糖１１号
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