−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 6 3,236.3 +14.1 シカゴ大豆 2025/ 7 1,058.00 +7.75 NY銀 2025/ 7 3,217.0 -29.9 シカゴコーン 2025/ 7 469.00 -3.25 NYプラ 2025/ 7 966.9 - 0.2 NY原油 2025/ 6 58.29 -0.95 NYパラ 2025/ 6 955.00 +11.20 ドル・円 145.02 -0.46 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は前半に143円台半ば急落も終盤に145円台前半に戻す NY為替市場、ドル円は下に往って来いの展開が見られた。この日発表の米雇用統計 は予想を上回る内容となったものの、ドルは次第に売りが優勢となった。ドル円も14 4円台後半から143円台半ばに1円以上下落したが、米国債利回りが上昇しているほ か、米株式市場も上げを継続していることから、次第にドル買いが復活し、ドル円も序 盤の下げを取り戻した。145円台まで買い戻されている。 来週はFOMCが予定されているが、本日の米雇用統計から、トランプ大統領の要請 とは裏腹に、パウエルFRB議長が利下げに前向きになることは無さそうだ。市場もF RBの利下げ期待を後退させており、早くても7月以降に後退させている。前日は6月 利下げを織り込む動きが出ていた。来週のイベントに向けて、今年に入って積み上げた ドルショートを調整しようという動きが活発に出ていた可能性もありそうだ。 本邦勢は週末から大型連休の後半に入るが、ここにきて短期的に円安との見方も出始 めている。前日の日銀決定会合で年内の利上げ観測が後退していること、2回目の日米 通商交渉で為替が議題とならなかったこと、そして何よりも、円ロングが積み上がり過 ぎていることなどが理由としてあがっている。 ◎NY貴金属=金はドル堅調で上げ幅縮小も反発、プラチナは小幅続落 ニューヨーク金は反発、銀は続落。 金6月限は反発。時間外取引では、ドルの反落から押し目買い優勢となり、アジア時 間の午後に40ドル超の上昇で推移。欧州時間に入ると、ジリ高となり、約50ドル高 で推移。日中取引では、4月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が事前予想より強気の 数字となり、ドル堅調で序盤に上げ幅を縮小した。中盤に再上昇したが、午後になり、 米金利上昇で上げ幅を削る展開となった。2ケタ高を維持ながら、手じまい売り圧力が 強い値動きとなった。 銀7月限は時間外取引では小反発。日中取引に入り、売り優勢となり、続落となっ た。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが総じて小幅続落、パラジウムは続伸。 プラチナ7月限は小幅続落。時間外取引では、金の反発につれ高となり、欧州時間に 入ってからも8ドル超の上げ幅を維持し、堅調に推移。日中取引では、金が上げ幅を縮 小すると戻り売り優勢もようとなり、値を消した。4月の米雇用統計が予想されたほど 労働市場の悪化を示さなかったことは追い風となったが、現物相場の上値の重さが圧迫 要因となった。 パラジウム6月限は時間外取引から続伸。日中取引で上げ幅を拡大した。 ◎LME=全面高、中国と米国の貿易協議開始期待や下落後の買い戻しで アルミ3カ月物は続伸。2410ドルで小安く取引を開始したが、香港株を中心にア ジア株式市場が堅調となったことを手掛かりとして値位置を切り上げた。2422ドル を下値支持線としてもちあった後、米国の時間帯には米中貿易協議の開始期待から 2449ドルの高値まで値を伸ばした。高値では転売が見られたものの堅調地合いを維 持して取引を終了。 銅3カ月物は大幅続伸。9260.50ドルで堅調で取引を開始。香港株式市場の大 幅高が手掛かりとなってアジアの時間帯に浮上後は9400ドルを上値抵抗線とするも ちあいとなった。米国の時間帯を迎えると中国が米国との協議開始を検討中と伝えられ たことで米中協議開始期待が高まり4月29日以来の高水準となる9458.50ドル の高値まで値を伸ばした。週末を前に手じまい売りが見られたこともあって、上値を抑 制されたが、150ドル超の上げ幅を維持して終えた。 ◎NY原油=反落、OPECプラスの会合前の見切り売りで軟調 ニューヨーク原油の期近は反落。 時間外取引は米中が関税交渉進展観測でアジア時間の午前中から小幅続伸で推移。欧 州時間に入ると60ドル超えが出来ず、上値の重さから上げ幅を削り、小幅安に軟化。 日中取引に入ると、序盤こそ小幅安にとどまっていたが、前半の取引から軟調な値動き を強いられた。5日に石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合を控えるなか、60ド ルを手前に上値を抑えられたことで見切り売りが増加もようとなった。米中の貿易協議 の進展期待による米株の続伸は追い風となったが、6月にOPECプラスが生産拡大観 測が根強く、下げ幅を拡大した。58ドル割れ後、買い戻しの動きなどで下値を切り上 げたが前日の上げ幅をほぼ失う下落となった。 改質ガソリンとヒーティングオイルとも下落。原油相場が欧州時間に軟化から時間外 取引から小安く推移。日中取引に入り、一段安となった。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は米中協議期待で続伸、コーンは期近以外が続伸 大豆は揃って続伸。 中国政府が米国政府との協議開始を検討中、としたことを受けて米中貿易戦争が緩和 されるとの期待が高まり買い優勢となった。米産地での降雨が作付に与える影響が警戒 されたことも買い支援要因となった。 コーンは期近の主要限月は続落、他は続伸。 期近の主要限月は前日に続きドル買いの動きが重石となり続落したが、新穀限月は 米産地での降雨とこれを受けた作付遅延懸念が買い支援材料となり続伸。2ケタ高と大 きく値を伸ばした小麦の堅調な足取りも買いを促す要因になった。 MINKABU PRESS
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