[本日の見通し]ゴム=やや売り優勢、米中貿易問題に進展なし

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 JPXゴムRSS3号は、やや売り優勢となりそうだ。寄り付きでは、上海夜間安を
受けて、やや地合いを緩める限月が目立った。
 今日のJPXゴムRSS3号は、やや軟調に推移しそうだ。昨日、米中貿易問題が協
議されることが発表された。ただ、トランプ米大統領は、今回の協議が中国から要請が
あったことだと示唆し、交渉前に145%の対中関税を引き下げることはないと述べ
た。現時点では、米中通商摩擦に進展はないとみられ、米中関係の改善を意識した買い
は入ってこないだろう。
 これをを映すように、上海ゴムの中心限月の9月限は、前日の取引では、最近のレン
ジ上限である1万5000元を突破したが、すぐに戻りを売られ、夜間取引でも軟調に
推移した。今日の日中取引でも売りが優勢となる可能性が高い。上海安となれば、JP
XゴムRSS3号も売り圧力が強まるとみる。

 午前9時50分時点のゴムRSS3号活発限月の10月限は前営業日比0.5円安の
298.5円。今日の日中、予想される9月限のレンジ295.0〜303.0円前
後。

 今後一週間先までのRSS3号9月限の予想レンジは270.0〜320.0円。
テクニカルからの下値支持線は290.0(節目)、上値抵抗線は305.1
(4月8日の高値)。

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