8日前引けの日経平均株価は前営業日比83円49銭高の3万6863円15銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は8億5100万株、売買代金概算は1兆9919億円。値上がり銘柄数は534、対して値下がり銘柄数は1042、変わらずは58銘柄だった。 きょう前場の東京株式市場は時価総額の大きい主力株が買われる地合いとなり、日経平均株価は反発した。トランプ米大統領がバイデン前政権時に策定されたAI半導体の輸出規制を撤回する方針にあるとの報道が、半導体製造装置関連株などへの買いを誘導し、全体相場を支えている。外国為替市場で1ドル=143円台後半までドル高・円安に振れたことも追い風となった。ただ、日経平均の上値も重く、一時は下げに転じる場面もあった。値下がり銘柄数が1000を超え、値上がり数を大きく上回り、TOPIXはマイナス圏で前場の取引を終えている。売買代金は2兆円に届かなかった。 個別ではディスコ<6146>が大きく水準を切り上げたほか、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が上昇した。メルカリ<4385>が物色人気、リクルートホールディングス<6098>も高い。鳥居薬品<4551>は急騰が続いており、きょうは値上がり率トップ。ノジマ<7419>も大幅高。DMG森精機<6141>も商いを伴い値を飛ばした。半面、任天堂<7974>が冴えず、ソフトバンクグループ<9984>が売りに押された。商船三井<9104>が値を下げ、三菱商事<8058>も利食われた。日本ライフライン<7575>が急落、ネクステージ<3186>も大幅安となった。 出所:MINKABU PRESS
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