NYプラチナ市況=プラチナが続落、パラジウムは期近が続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 7)   979.6      990.0       975.2       979.5    -  3.7
         (25/10)   986.9     999.1       985.8       989.2    -  3.9
 パラジウム  (25/ 6)   970.00     990.00      962.00      982.60   +  0.30
         (25/ 9)   987.00     998.50      973.00      992.00   -  0.80
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          22,871         23,019        76,405       (-  1,589)
 パラジウム          8,090          8,762        21,018       (-    525)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          41,368.45  + 254.48
     前日  143.81/83   1.1302/04   ・ナスダック         17,928.14  + 189.98
     本日  145.89/91   1.1228/30   ・10年米国債利回り      4.37  +   0.09
・NY原油  (25/ 6)   59.91 + 1.84  ・SPDR保有金残高    937.67  -   0.29
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続落、パラジウムは期近が続伸。前日比は
プラチナが5.1〜3.3ドル安、中心限月の7月限が3.7ドル安、パラジウムが
1.40ドル安〜1.10ドル高、中心限月の6月限は0.30ドル高。
 プラチナ7月限は続落。時間外取引では、金主導の値動きとなって戻りを売られた。
欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、ドル高や金軟調を受けて売り優
勢となった。
 パラジウム6月限は買い戻し主導で上昇したが、ドル高や他の貴金属の軟調を受けて
戻りを売られた。
 プラチナ7月限は時間外取引を975.2〜990.0ドルのレンジで推移し、前日
比1.5ドル高の984.7ドルとなった。7月限は安寄りしたのち、金堅調を受けて
買い優勢となったが、金に利食い売りが出ると戻りを売られた。欧州時間に入ると、押
し目を買われた。
 日中取引では、989.4ドルまで上昇した。その後は、ドル高や金軟調を受けて売
り優勢となり、978.8ドルまで下落した。
 トランプ米大統領とスターマー英首相は、貿易に関する「画期的な合意」を発表し
た。米国は英国からの輸入品に対する10%の基本税率を維持するが、英国は米製品に
対する関税率を5.1%から1.8%に引き下げ、米製品の市場アクセスを拡大する。
 パラジウム6月限は、時間外取引を962.00〜980.00ドルのレンジで推移
し、前日比5.80ドル安の976.50ドルとなった。6月限は安寄りしたのち、金
堅調を受けて買い優勢となったが、金に利食い売りが出ると戻りを売られた。欧州時間
に入ると、押し目を買われた。
 日中取引では、買い戻し主導で990.00ドルまで上昇した。その後は、ドル高や
他の貴金属の軟調を受けて戻りを売られ、976.50ドルまで下落した。
 7日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比1096オンス増の43万
9913オンス、パラジウムは変わらずの5万6020オンス。
今日の材料
・イングランド銀行は、政策金利を0.25%ポイント引き下げ4.25%とした。引き
下げは2会合ぶり。
・米新規失業保険申請件数は前週比1万3000件減の22万8000件となった。予
想以上に減少し、関税措置によりリスクが高まる一方、労働市場が引き続き堅調に推移
していることを示唆した。
・第1四半期の米非農業部門の労働生産性速報値では、生産性が年率換算で前期比
0.8%低下した。2022年第2四半期以来、約3年ぶりの低下となった。
・トランプ米大統領とスターマー英首相は、貿易に関する「画期的な合意」を発表し
た。米国は英国からの輸入品に対する10%の基本税率を維持するが、英国は米製品に
対する関税率を5.1%から1.8%に引き下げ、米製品の市場アクセスを拡大する。
・カナダ銀行は、年次金融安定報告書を公表し、貿易戦争の長期化はカナダ経済にとっ
て最大の脅威であり、カナダの金融安定性リスクを高める可能性があるとの見方を示し
た。
・3月の米卸売在庫は0.4%増と、前月発表された速報値の0.5%増から小幅に下
方改定された。電気製品や木材、衣料品などの減少が背景。
・トランプ米大統領は、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が 利下げを拒否
していると改めて非難した。
・米ニューヨーク連銀が発表した4月の消費者調査によると、インフレ期待についてま
ちまちの見方が示された一方、現在および将来の財政状況や将来の所得と収入に対する
見方が悪化した。1年先のインフレ率は3.6%と前月から横ばいだったものの、3年
先のインフレ率は3.2%(前月3.0%)と上昇し、2022年7月以来の高水準と
なった。
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