【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。ドル建て現物相場の上昇や円安を 受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられ たが、円安が下支えになった。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが52〜75円高、プラチナミニが 3.0〜60.0円高、プラチナスポットが63円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが4900枚、プラチナミニが490枚、 プラチナスポットが642枚、パラジウムが0枚。 【週明けのプラチナは押し目を買われる】 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。週末の米中の通商協議に対する楽観 的な見方も支援要因になった。ベセント米財務長官は、スイスのジュネーブで前日から 行われた米中の貿易問題を巡る閣僚級協議で2国間の貿易戦争の緩和に向けて「大きな 進展」があったと述べた。週明けはドル高に振れたが、プラチナの押し目は買われた。 中国の4月の乗用車販売台数は前年同月比14.8%増と3カ月連続で増加した。政 府の「買い替え補助金」が、米国の関税による消費者心理への影響を緩和した。 プラチナ先限は4488円まで上昇した。ドル建て現物相場の上昇や円安が支援要因 になった。円相場は1ドル=146円台前半まで円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の1001.00ドルから、ドル高 に上値を抑えられた。 午前11時現在、プラチナは998.11ドル、パラジウムが978.81ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが987.72ドル、パラジウムが977.81 ドル。 MINKABU PRESS
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