プラチナ市況=プラチナは総じて続伸、金の反騰を背景に先限から反転

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,465   + 92    15,584  + 96  : 3,256.79   -17.67
銀          155.0   +3.0     158.0  +2.7  : 3,310.00   +22.00
プラチナ     4,634    +10     4,522   +22  :   989.95   -10.68
パラジウム   4,500     0     4,500     0  :   952.31   -28.09
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.83   +1.69  ユーロ・ドル相場   1.1113  -0.0104
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて続伸。ニューヨーク安を受けて売
り優勢で始まった。その後、円安が一服もドル建て現物相場の堅調が下支えになった。
先限は正午前に17円安で推移。午後になると、ドル建て現物相場が金の反騰につれ高
となったことに支援されたことから、買い優勢となった。引けにかけ他限月も反転が目
立ち、堅調に引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが4円安〜22円高、プラチナスポットが7
円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが6407枚、プラチナミニが530枚、プラチナスポット
が1650枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は引けで4522円まで上昇、買い戻し先行もよう】
 プラチナ先限は夜間取引の序盤に4453円の安値をつけた。その後、4478円で
戻りを抑えられ、プラスサイドに浮上は出来ず。日中取引は4465円で買い拾われ、
下値を切り上げたが、4484円で戻り一杯となり、2ケタ安で推移。しかし午後にな
り、戻り歩調となり、午後2時に前日の終値4500円を試すと、上げ幅を拡大し、引
けで4522円をつけた。買い戻しが先行したもよう。
 昨日、4月4日以来、約5週間ぶりの高値をつけ、出直り商状となった。前半は金が
軟調に推移に戻りを抑えられたが、前日までの上昇に対する押し目形成場面から切り返
した。日経平均株価、上海総合指数とも堅調に推移し、投資家心理が強気なことも支援
材料となった。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、反発。朝方の981.42ドルから、株高を受けて
買い優勢となった。午前11時過ぎに985ドル台に乗せ、その後も緩やかに上昇。午
後は午後4時過ぎに991ドル台まで上昇。
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