●論点解説穀物、コーンと小麦は年初来安値を更新=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 トウモロコシと小麦相場が年初来安値を更新している。米中通商環境の改善期待が大
豆相場を押し上げているが、トウモロコシと小麦相場に対する影響は限定されている。
豊作観測の織り込みが優勢であり、天候相場型の売り圧力が維持されている。12日引
け後に米農務省(USDA)が発表した5月11日時点のトウモロコシ作付け進捗率は
前週比22%上昇の62%(前年同期47%、平年56%)であり、理想的な作付け環
境と言える。5月中旬時点の作付け進捗率が良好であれば、その時は豊作になる傾向が
強い。まだ天候相場は続くが、作付け期の天候相場という目線では、穀物相場の値下が
り対応が支持されている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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