金・銀市況=金が反落、午後になり現物相場の一段安で下げ幅を拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,366   - 99    15,398  -186  : 3,232.73   -24.06
銀          154.0   -1.0     157.0  -1.0  : 3,273.00   -37.00
プラチナ     4,625    - 9     4,545   +23  :   997.31   + 7.36
パラジウム   4,500     0     4,500     0  :   955.18   + 2.87
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.11   -0.72  ユーロ・ドル相場   1.1194  +0.0081
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【市況】
 金が反落。円高とドル建て現物相場の頭重い値動きから序盤から売り優勢。ドル建て
現物相場が値を崩したことを受けて下げ幅を拡大した。場中、1ドル=146.90円
台まで円高進行も弱材料。先限は正午前に170円超の下落で推移。午後になり、現物
相場の一段安で下げ幅を拡大し、一時250円超の下落となった。終盤に下値を切り上
げたが軟調地合いは払拭できず。
 銀の商いは成立しなかった。帳入値は1円安。
 前営業日比は、金標準、金ミニが207〜99円安、ゴールドスポットが215円
安、銀が1.0円安。
 推定出来高は、金が2万7468枚、金ミニが1万3164枚、ゴールドスポットが
2184枚、銀が0枚。
【先限は21日移動平均線が通る水準まで下落】
 金は軟調に推移し、午後に一段安となり、1万5330円まで下落。前日の安値1万
5396円割れとなり、21日移動平均線が通る1万5330円水準まで下落した格好
となった。14日間の相対力指数(RSI)は一時53台まで低下。強気と弱気の分岐
点の50割れとなると弱気相場に転換を示唆する。
 アジア時間のドルは対ユーロ、対円でも売り優勢となっているが、金は軟調な展開を
強いられた。現在、100.9ポイント台で小幅安で推移しているドルインデックス指
数が100ポイント割れとなるまで低下しないとドル安との認識が持たれず、金は整理
売りに押される展開か。ドルインデックス指数の過去52週のレンジは97.92〜
110.18。.
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。アジア市場は、朝方に3256.37ドルまで上昇
したが、午前9時過ぎから売り優勢となり、10時過ぎに3239ドル台まで下落。
3240ドル水準では買いが喚起され、3251ドル台まで戻したが、戻り売りを浴
び、3240ドル水準まで反落。午後になり、一段安となり、3222ドル台まで押し
目を形成した。その後、下値を切り上げ、3230ドル水準に戻した。
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