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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2025/06 63.62 63.68 62.75 63.15 - 0.52
2025/07 63.20 63.23 62.34 62.68 - 0.57
2025/08 62.66 62.70 61.85 62.14 - 0.60
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
未入電 939,755 1,948,099 ( - 21,593)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2025/06 220.61 + 3.48
2025/07 215.31 + 2.16
改質ガソリン 2025/06 217.00 + 0.40
2025/07 213.09 - 0.13
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近2限月は0.57〜
0.52ドル安。その他の限月は0.60〜0.49ドル安。
米中貿易戦争はいったん終結したものの、トランプ米政権が始めた関税戦争による爪
痕は大きく、世界経済が悪化していく可能性があることが相場を圧迫した。トランプ米
大統領の不可解な経済政策により設備投資や消費が手控えられるリスクが意識されてい
る。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫が増加したことも重し。
米国で季節的なガソリン需要は高まりつつあり、製油所稼働率は90.2%まで上昇し
ているが、原油在庫の取り崩しは強まっていない。
石油輸出国機構(OPEC)が発表した月報で、協力宣言(DoC)に合意している
産油国の4月の生産量は日量4091万6000バレルと、前月比で日量10万
6000バレル減となった。OPECプラスの主要な産油国は4月から自主減産の解消
に向けて動き始めたが、生産量は増加していない。なお、DoC合意はOPECプラス
を意味する。
また、OPECは月報で2025年と2026年の需要見通しをそれぞれ日量5万バ
レル下方修正した。2025年の需要見通しは日量1億0505万バレルから同1億
0500万バレルまで引き下げられている。
時間外取引で6月限は売り優勢。前日終値付近が重く、62.75ドルまで軟化し
た。通常取引開始後は下げ渋ったものの、マイナス圏での推移が続き、引けにかけては
水準を切り下げた。
改質ガソリンの当限と、ヒーティングオイルの期近は続伸。EIA週報でヒーティン
グオイルを含む留出油の在庫は一段と減少した。留出油の在庫は2005年以来の低水
準で推移している。
米EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比)
原油 +345.4万(4億4183万)
ガソリン −102.2万(2億2471万)
留出油 −315.5万(1億0355万)
(クッシング地区)
原油 −106.9万(2389万)
*()は在庫総量
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・米原油在庫の市場予想は前週比240万バレル減
・米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比前週比428万7000バレル増
・ガソリン在庫は同137万4000バレル減
・留出油在庫は同367万5000バレル減
・オクラホマ州クッシングの原油在庫は前週比85万バレル減
MINKABU PRESS
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