LME市況=続伸、米中貿易摩擦緩和期待や中国経済見通し引き上げなどで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,529.51  +   36.69     2,528.00  +    38.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00        0.00
     銅         9,621.33  +    2.66     9,606.50  +     7.00
    ニッケル      15,675.41  +  134.09    15,871.00  +   136.00
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 アルミ3カ月物は続伸。2490ドルで取引を開始した後は、米中貿易摩擦緩和やア
ジア株高、中国の経済成長見通しの上方修正などが手掛かりとなって2543.50ド
ルの高値まで浮上。高値で転売が見られながらも2520ドル割れに抵抗を見せ、堅調
地合いを維持して、引けを迎えた。
 銅3カ月物は小幅続伸。9608.50で小高く寄り付いた。アジアの時間帯前半に
は値を落とし9564ドルの安値を付けたが、アジア株が総じて堅調となったうえ、米
中貿易合意、米中合意により米金融大手ゴールドマンサックスが中国の経済成長見通し
を引き上げたことが強気材料視されるなか上値探りとなり、一時9664ドルに達し
た。終盤にニューヨークダウ平均株価の小安い動きを警戒した転売が見られ9600ド
ルを割り込みマイナス圏に反落したが、引け間際に買い戻されて9600ドルを回復。
わずかながらプラスサイドで取引を終えた。
 ニッケル3カ月物は続伸。1万5725ドルで軟調で取引を開始したが、その後は米
国の時間帯にかけて値位置を切り上げ、一時は1万5980ドルを記録。4月3日以来
の高水準に達したことで転売が見られたが、1万5800ドル台後半を維持する底堅い
値動きとなった。
今日の材料
・14日のアジア太平洋株式市場は総じてしっかり。
・中国上海総合指数は29.08ポイント高の3403.95ポイント。
・米金融大手ゴールドマンサックスが中国の経済成長見通しを引き上げ。
・欧州株は下落。主要企業が発表した決算内容などを嫌気した売りが広がり、相場を
 圧迫。独DAXは前日までの上昇を受けて利益確定売りにも押された。
・ドルはまちまち。ドル円は一時、1ドル=145円台半ばまで下落。安値を離れ、146円
 台後半でニューヨーク時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは小幅安。今月9日
 以来の高値となる1ユーロ=1.1265ドルまで上昇したが、小幅安に軟化。
・米国株はニューヨークダウが続落し、89.37ドル安。ナスダック指数は136.73ポイ
 ント高(0.72%高)。
・ニューヨーク貴金属は反落。手じまい売り先行もよう。ニューヨーク原油も反落。
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