−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 6 3,188.3 - 59.5 シカゴ大豆 2025/ 7 1,077.75 + 5.25 NY銀 2025/ 7 3,244.4 - 65.6 シカゴコーン 2025/ 7 445.50 + 3.00 NYプラ 2025/ 7 981.2 - 11.0 NY原油 2025/ 6 63.15 - 0.52 NYパラ 2025/ 6 953.50 - 2.00 ドル・円 146.81 - 0.62 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は一時145円台半ばまで下落も146円台後半に戻す NY時間に入ってドルが買い戻されており、ドル円も下げ渋る展開が見られた。米国 が貿易合意の一部としてドル安を模索していないと伝わったこともドルの買い戻しを後 押ししたようだ。 ただ、ロンドン時間にはドルの戻り売りが優勢となり、ドル円は一時145円台まで 急落していた。根強いドルへの不信感があるようで、米中貿易協議の進展を受けた週初 のドルの反発は一時的なものに過ぎないとの見方も根強い。 ファンドや機関投資家など長期投資家はドルのエクスポージャー縮小の機会をうかが っており、ドルの弱気相場はまだ始まったばかりだという。ただ、ドルは積極的に買い 進みにくいとはいえ、米利下げ観測が後退している中で、大きく崩れる展開までは想定 していないようだ。 ◎NY貴金属=反落、ドル安一服で手じまい売り ニューヨーク金、銀は反落。 金6月限は反落。時間外取引では、ドル安となったが、手じまい売りが出て軟調とな った。欧州時間に入ると、下げ幅を拡大した。日中取引では、ドル安一服を背景とした 手じまい売りを受けて下げ幅を拡大した。 銀7月限はドル安一服や金軟調を受けて売り優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。 プラチナ7月限は反落。時間外取引では、ドル安などを受けて買い優勢となった。欧 州時間に入ると、買い戻されて上値を伸ばした。日中取引では、ドル安一服や金軟調を 受けて戻りを売られた。 パラジウム6月限は時間取引で上昇したが、ドル安一服や他の貴金属の軟調を受けて 戻りを売られた。 ◎LME=続伸、米中貿易摩擦緩和期待や中国経済見通し引き上げなどで アルミ3カ月物は続伸。2490ドルで取引を開始した後は、米中貿易摩擦緩和やア ジア株高、中国の経済成長見通しの上方修正などが手掛かりとなって2543.50ド ルの高値まで浮上。高値で転売が見られながらも2520ドル割れに抵抗を見せ、堅調 地合いを維持して、引けを迎えた。 銅3カ月物は小幅続伸。9608.50で小高く寄り付いた。アジアの時間帯前半に は値を落とし9564ドルの安値を付けたが、アジア株が総じて堅調となったうえ、米 中貿易合意、米中合意により米金融大手ゴールドマンサックスが中国の経済成長見通し を引き上げたことが強気材料視されるなか上値探りとなり、一時9664ドルに達し た。終盤にニューヨークダウ平均株価の小安い動きを警戒した転売が見られ9600ド ルを割り込みマイナス圏に反落したが、引け間際に買い戻されて9600ドルを回復。 わずかながらプラスサイドで取引を終えた。 ◎NY原油=反落、根強い景気懸念や米原油在庫の増加が重し ニューヨーク原油の期近は反落。 米中貿易戦争はいったん終結したものの、トランプ米政権が始めた関税戦争による爪 痕は大きく、世界経済が悪化していく可能性があることが相場を圧迫した。トランプ米 大統領の不可解な経済政策により設備投資や消費が手控えられるリスクが意識されてい る。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油在庫が増加したことも重 し。米国で季節的なガソリン需要は高まりつつあり、製油所稼働率は上昇しているが、 原油在庫の取り崩しは始まっていない。 改質ガソリンの当限と、ヒーティングオイルの期近は続伸。EIA週報でヒーティン グオイルを含む留出油の在庫は一段と減少した。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は総じて続伸、コーンは新穀が続落も旧穀は反発 大豆は納会を迎えた期近5月限が下落も他は続伸。 前日に続いて米中通商協議と90日間の大幅関税引き上げ合意が強気材料視された。 米産地では全体的に平年を上回るペースで作付及び生育が進行しているが、東部と西部 で作付及び生育ペースが異なり、東米産地東部での生育状況が警戒されたことも下支え 要因になった。なお、納会を迎えた5月当限のみ軟調となった。 コーンは期近の主要限月は反発も他は続落。 米中貿易摩擦の緩和や米金融大手ゴールドマンサックスが中国の経済成長見通し引き 上げなどが強気材料視され、期近の主要限月は前日の高値が上値抵抗線として意識され たため7月限の上げ幅は限られた。一方、新穀限月を中心とする3番限以降は、米産地 の順調な作付及び生育進展が重石となり、売り優勢となった。なお、当限5月限はこの 日、納会を迎えた。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。