金・銀市況=金が大幅続落、午後に下げ幅を拡大し5週間ぶりの安値

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         14,729   -637    14,843  -555  : 3,148.25   -84.48
銀          151.0   -3.0     155.0  -2.0  : 3,189.00   -84.00
プラチナ     4,547    -78     4,458   -87  :   980.58   -16.73
パラジウム   4,500     0     4,500     0  :   947.31   - 7.87
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    145.67   -1.44  ユーロ・ドル相場   1.1216  +0.0022
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【市況】
 金が大幅続落。ニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高
やドル建て現物相場の戻りを売られたことを受け軟調に推移。先限は正午前に460円
超の下落で推移。午後に入り、ドル建て現物相場の一段安から下げ幅を拡大し、一時
600円超の下落となり、約5週間ぶりの安値水準に沈んだ。引け前にドル安による現
物相場の戻りで下げ幅を縮小も大幅安で引けた。4月先限が一代安値を更新。
 銀もニューヨーク安と円高を受け、総じて売り優勢。
 前営業日比は、金標準、金ミニが637〜525円安、ゴールドスポットが512円
安、銀が3.0円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が4万2177枚、金ミニが2万0518枚、ゴールドスポットが
5316枚、銀が5枚。
【先限で5週間ぶりの安値、弱気相場入りの可能性】
 金は日足で長大陰線を引く大幅安。午前中に1万5000円割れとなると、投げ売り
が増えたような値動きとなり、午後もほぼ一本調子の下落となり、終盤に1万4758
円まで下落となり、先限つなぎ足で4月11日以来、約5週間ぶりの安値まで値を崩し
た。売りが売りを呼び込み、雪崩式に崩れる相場となった。引け前の10分程度の時間
に下げ幅を縮小したが、短期トレーダーからの買い戻しが中心か。
 14日間の相対指数(RSI)は54台から一時40に接近する急低下。複数のテク
ニカル指標が弱気相場入りを示した。今夜から明日の相場に反転がなければ、短期的な
弱気相場入りの可能性あり。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、大幅安。きのうの海外市場は、米中の貿易合意やドル安一
服を受けて売り優勢となった。アジア市場は、朝方の3183.79ドルから、ドル安
にも3191ドル台で戻りを売られた。午前11時半頃から下げが加速し、午後は4月
10日以来の安値となる3123ドル台まで下落。ニューヨーク金時間外取引も大幅安
となり、調整ムードが強まった。ただ午後3時半頃からドル安を背景に一時3152ド
ル台を試すまで戻した。
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