貴金属は、反発して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高を受けて買い優勢とな ろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高を受けて堅調となろ う。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は101.19ドル 高の3249.44ドル、銀が76セント高の3265セント、プラチナが12.73 ドル高の993.31ドル、パラジウムは14.88ドル高の962.19ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=145.49/51円で、前営業日の 大引け時点から0.18円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が1万5266円前後、銀は158.0円前後、プラチナ は4495円前後、パラジウムは4500円前後。 【NY金は軟調な米経済指標が支援】 金はきのうの海外市場は、軟調な米経済指標を受けて買い優勢となった。 金は軟調な米経済指標が支援要因になった。4月の米小売売上高は前月比0.1%増 加した。米関税措置発表前にみられた自動車購入前倒しの動きによる効果が薄れ、伸び は前月から減速した。4月の米卸売物価指数(PPI)は前年比2.4%上昇した。伸 びは前月の3.4%から減速。市場予想の2.5%も下回った。4月の米製造業生産指 数は0.4%低下した。市場予想は0.2%低下だった。自動車生産の急激な落ち込み を背景に、予想以上に低下した。 ルビオ米国務長官は、ロシア・ウクライナ戦争終結に向けた取り組みで突破口を開く には、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領による直接協議しかないと述べた。 ウクライナのゼレンスキー大統領は、イスタンブールで予定されている協議でウクライ ナとロシアが停戦に合意すれば、自身が直接ロシアのプーチン大統領と会談する必要は ないと述べた。 銀はきのうの海外市場は、軟調な米経済指標服や金堅調を受けて買い優勢となった。 【NYプラチナは軟調な米経済指標や金堅調が支援】 プラチナはきのうの海外市場では、軟調な米経済指標や金堅調を受けて買い優勢とな った。 プラチナは軟調な米経済指標や金堅調が支援要因になった。4月の米小売売上高は前 月比0.1%増加した。米関税措置発表前にみられた自動車購入前倒しの動きによる効 果が薄れ、伸びは前月から減速した。 <今日の予定> ・国内総生産 2025年1-3月期1次速報(内閣府) ・ユーロ圏貿易収支 2025年3月(EUROSTAT) ・米住宅着工・許可件数 2025年4月(商務省) ・米輸出入物価指数 2025年4月(労働省) ・米消費者信頼感指数 2025年5月速報値(ミシガン大) ・対米証券投資 2025年3月(財務省) ・建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行
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