●短期見通し金、急伸一服後の持ち高調整が続く=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 3500ドル台で上げ一服となった後の調整局面が続いている。急ピッチな上昇相場
に対する反動安を消化する局面になっている。通商問題を巡る緊張緩和もあり、短期上
昇テーマを欠いた状態にある。3200ドルの節目を一時割り込んだことで、3000
〜3200ドル水準で下げ止まるかが焦点になる。あまりの高ボラティリティ環境が続
いていることで、値下がりしても買いが入りづらい。ただし、ファンドが膨大な買いポ
ジションを抱えている訳ではなく、金上場投資信託(ETF)売却の動きも限定されて
おり、先安感が強くなっている訳ではない。安全資産が求められる投資環境に変化はな
く、ボラティリティが抑制され始めると、改めて買いが膨らもう。金ETF買いの再開
が確認できると、短期上振れ期待が高まる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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