ゴム午前=急反発、上海ゴムの下値切り上げを好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、急反発。寄り付きでは、上海夜間安を受けて、売りが先行した。
だが、中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが下値を切り上げ、一時プラスサイドに浮上
したことから、地合いを引き締め、活発限月の10月限は、大幅高となっている。
 TSR20は、出来ず。

 午前11時53分現在のRSS3号は前営業日比0.9〜9.8円高。活発限月の
10月限は同9.8円高の323.2円、期先26年4月限は出来ず、推定出来高は
680枚(前日夜間取引含む)。

【中国の小売売上高は鈍化】
 日本時間の午前11時に中国国家統計局から発表された4月の小売売上高は、前年同
月比5.1%増加となった。ただ、伸び率は3月の5.9%から鈍化した。また、同時
に発表された4月の鉱工業生産は同6.1%増となったものの、同指標も伸び率は前月
3.3%増から鈍化した。
 また、今回の中国の景気減速の大きな要因とされる不動産バブルの崩壊だが、1−4
月の不動産開発投資は前年同期比で10.3%減少しており、依然として同国の景気は
厳しい状況にあるようだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は11月限のみ約定し、2.0セント高。TS
R20は総じて買いが優勢となり、0.2セント安〜1.5セント高で推移している。
 上海ゴムは下落。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前営業日
比50元安の1万4975元で推移している。

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