金・銀市況=金が続伸、ムーディーズの米国債格下げで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,173    +99    15,140   +40  : 3,221.35    +5.81
銀          151.0    0.0     155.0   0.0  : 3,241.00    +5.00
プラチナ     4,594    +11     4,506   +33  :   993.19    +4.84
パラジウム   4,500      0     4,500     0  :   966.40    +9.40
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    145.05   -0.09  ユーロ・ドル相場   1.1206  -0.0007
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【市況】
 金が続伸。ムーディーズの米国債格下げを受けて買い優勢で始まったのち、買い戻し
主導で上昇したが、円高やドル建て現物相場の上げ一服を受けて上げ幅を縮小した。午
後に入ると、押し目を買われたが、ドル建て現物相場の軟調に上値を抑えられた。銀は
8月限が夜間取引で下落した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが6〜99円高、ゴールドスポットが1円高、銀が
0.5円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が3万1501枚、金ミニが2万7793枚、ゴールドスポットが
3390枚、銀が1枚。
【週明けの金は米国売りも戻りを売られる】
 金先限は夜間取引で1万5288円まで上昇した。ムーディーズの米国債格下げが支
援要因になった。円相場は1ドル=144円台後半まで円高に振れた。
 米格付け会社ムーディーズ・レーティングスは、米国の長期発行体格付けと無担保優
先債格付けを最上位の「Aaa(トリプルA相当)」から「Aa1(ダブルAクラ
ス)」に1段階引き下げたと発表した。発表のタイミングがおかしいとの見方もある
が、S&Pとフィッチは既に引き下げており、実際の投資行動に対する影響はやや限定
的との見方もある。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上げ一服。前週末の海外市場は、ドル高を受けて売り優勢
となった。アジア市場では、ムーディーズの米国債格下げを受けて3248ドル台まで
上昇したのち、上げ一服となった。午後に入ると、押し目を買われたが、戻りは売ら
れ、3208ドル台まで下落した。
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